生活の知恵

スマホの正しい充電方法教えます!電池は小まめに充電した方が劣化しない!?【2021年版】

投稿日:2019年1月21日 更新日:

 

スマホの充電の仕方、気を遣いますよね。
何年も使って使って電池が劣化してしまうと、日常使いに支障が出ることも多いです。そういった経験がある方も多いのではないでしょうか。

機種変更を考えるタイミングがこの電池の劣化なことも多く、できるだけ長持ちする使い方をしたいと思っている方がほとんどだと思います。

0から100にした方が良いって前に聞いたけど…
100%のままケーブルを挿しておくと良くないらしい…

などなど、昔から伝わる知恵がありますが、実は今のスマホの常識は昔の充電とはかなり違います。それは使われている電池の種類などに関係しているのです。

この記事では、今使われているスマホに最も適合したケータイの充電方法をまとめます!

スマホの充電は小まめに行うのがベスト

スマホの充電は、実は小まめに行った方が良いのです。

0%に近付きすぎることもなく、100%に到達することもない状態を維持する方が電池が劣化しづらいようにできているそうです。

具体的に言うと40%まで減ったら80%近くまで充電してまた使うといった使い方が理想的です。

諸説ありますが、あまりにも小まめに「継ぎ足し充電」を行うことも電池の劣化を招くとされています。長すぎず短すぎずのペースを維持した方が、電池は長持ちします。

20%~80%を維持を心掛ける

でもいざやろうと思うと、なかなか面倒臭いやり方ですよね。そんな充電残量ばっか気にして生活するわけにも行きません。

そこで1つ生活の知恵を。
iphoneなどは電池が20%を切ると残り残量に対する警告が出るようになっていますので、それを1つの目安にして充電を行うのがオススメです。

あの警告には「これ以上使い続けてからの充電は劣化に繋がります」という意味も込められていたんですね。これくらいなら意識してやって行けそうです。

実際は生活の事情などがありますからできる範囲でにはなると思いますが、「同じケータイを長く使いたい!」という人は是非実践してみてください!

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これはダメ!電池が劣化する原因集!

では、逆に良くない充電方法は何なのでしょうか?電池を長持ちさせるためには、是非とも押さえておきたい部分です。

この項では特に電池が劣化しやすい充電方法を紹介します!

充電しながらの利用

充電中に本体が動作していると、電池に大きな負荷がかかります。

またスマホの電池は非常に熱に弱い性質があり、充電しながらのスマホ利用は端末と電池の温度を大きく引き上げてしまいます。これによって二重に電池の劣化を早めることになってしまいます。

高負荷がかかるアプリなどを利用しながら充電すると、端末本体の発熱によって電池に過剰な負荷がかかる恐れが出てきてしまうのです。多少の操作であれば大きな問題はないようですが、充電中は動画の視聴やハイクオリティゲームのプレイなどは避けた方が無難でしょう。

家では充電しながらスマホを利用する癖がついている人も多いと思いますが、実は最もスマホの電池寿命を縮めるのがこの充電しながらの利用です。

できる限りスマホの充電中はスマホを操作しないようにしてください。

充電中は電源OFFがベスト

現在のスマホは未使用時であってもバックグラウンドで様々なデータ通信や更新を行っており、何もしていなくとも電池を消費していきます。スリープにしていてもスマホは利用状態にあると言って良いでしょう。

このため充電中はできる限り電源をOFFにしておくことで、電池の寿命を延ばすことができます。電源のON/OFFを繰り返すことも電池に悪そうな気がしますが、現在の研究では特に問題はないとされているそうです。安心ですね。

何かしらの事情でスマホの電源をOFFにできない方は、機内モードなど通信を遮断する設定を活用することでダメージを最小限に抑える方法もあります。

もちろん電源をOFFにしたりこれらの設定を適用することは、その間の連絡手段を失ってしまうということでもあります。スマホの電池を守るのも大事ですが、それによってスマホその物の使い勝手が悪くなってしまっては本末転倒です。自分の生活スタイルとよく相談して活用しましょう。

0%→100%への高速充電

小まめに充電をした方が良い=0%→100%への充電は最も電池に負担がかかりやすい充電方法ということになります。

一時はなるべく使い切ってからの充電が主流だったと思うのですが、今はどうやら違うようですね(そんな話を聞いたのももう10年くらい前だった気もするのですが)

中でも高速充電を利用するのは最も危険です。
高速充電が電池に悪いのはよく言われることだとは思いますが、高速充電でMAXまでチャージすることはできるだけやめた方が良さそうです。

高速充電自体限られた商品でしか行えないため、さほど利用する機会は多くないと思いますが、一応頭の片隅には入れておくと良いですね。

0%のまま放置する

これもかなり驚きですが、スマホの電池は0%のまま放置しても充電容量が小さくなって行ってしまう特性があります。

これを「過放電状態」と言い、電池の総容量低下などをはじめとする、能力の劣化を招きます。なので0%になるまで完全に使い切る前に充電を行うことが重要です。

バッテリー警告が20%10%と連続で出るのは、それだけバッテリーに危険な状態で使っていることになるからなんだとか。

以上のことから「0%になる」ことが多くの観点から電池に大きな負荷を与えるマイナス行動と言えるのです。

電池や本体が発熱する環境で充電する

上述の通り、スマホの電池は高熱に弱い製品です。長持ちさせたいのであれば、熱を発する環境での充電は避けましょう。

電池が35度以上になると負担がかかりやすくなると言われていますので、日本の場合だと真夏日というだけで既に危険が伴ってきます。外気温が高いところでの充電は致命的なダメージに繋がってしまう恐れがあります。適温(18度~22度)を保てるようなところで充電するのが重要です。

他にも、熱を逃がすことができない素材のケースをつけた状態での充電も電池には良くないそう。とにかく「高熱が溜まる環境」を避けた状態で充電をしなければいけません。

冷蔵庫や保冷材で冷やしてはいけない

稀にですが、熱くなったスマホを冷やすために冷蔵庫に入れる・保冷剤を使うといった方法を取る方がいます。

急速に熱を落とすことは電池の消耗面では確かに有効ですが、これは内部結露(スマホや電池の中に水滴が発生すること)を招く恐れがあり、大変危険です。

内部結露を起こしたことで電池や端末がショートし、完全に故障してしまうなどの事故も少なくないようです。

電池を守るためにスマホを壊してしまっては元も子もありません。電池を冷ます時はスマホを利用せずに、なるべく涼しいところに放置しておくようにしましょう。

実は大丈夫!誤解されやすいポイント!

この項では、悪いと言われているが、実は問題ない行動について取り上げます。電池を長持ちさせるため、是非参考にしてみてください。

100%の状態のまま充電し続ける

本来であれば、100%を維持したまま過剰充電を行うのは電池の劣化を招いてしまう危険な行いです。長持ちさせたいのであれば絶対に避けるべきでした。

しかしながら最近はスマホの性能向上により、80%~100%の充電に関しては通常よりも緩やかな充電を行うように設定されるようになった他、100%になると自動的に充電をキャンセルするようなシステムが導入されたものも増え、100%を維持したまま放置しても問題がないスマホがほとんどとのこと。

寝る前に充電して次の日に備えるなどの使い方をしている人がほとんどになったため、技術進歩の過程での当然の措置と言えそうですが、嬉しいお話ですね。

【注意】100%状態の維持には問題も

この100%での充電ストップはあくまでもスマホの性能によった事実であり、電池自体は過剰充電によって劣化するのに変わりはありません。

また厳密なことを言うと満充電状態(100%)は電池の内部電圧が非常に高い状態で、長い時間のキープは電池の劣化要因になることもあると言われています。袋いっぱいに物を詰めた状態を維持すると、適量であっても少しずつ袋が傷んできてしまうイメージです。

万全を期すのであれば、やはり20%~80%の間をキープすべきであり、100%のままケーブルを挿しっぱなしにする状態は極力避けた方が無難です。ご注意を。

耐用充電回数とは0%→100%になった回数のこと

電池には耐用充電回数というものが設定されています。
「何回までの充電に耐えることができるのか」を示した数字ですが、これは0%→100%になった回数のことを指しています。決して充電ケーブルを挿して充電が始まった回数のことではありません。

つまり、40→80%(40%の充電)に関しては耐用充電回数0.4回分となるため、2.5回同じような充電をして初めて耐用充電回数1回分になります。

合計値が100%になって初めて1回とみなされます。
これを誤解していることによって「小まめな充電は電池に良くない」などの認識を持っている方も少なからずいらっしゃるようです。

ちなみに現在のスマホに一般的に利用されている充電池は、この耐用年数換算で500サイクルを寿命に設定しているようです。

1日1回のペースで満充電を行うと約1年半で寿命を迎える計算ですが、実際は毎日100%電池を使い切っているわけではないと思います。それを考慮すると約2年ほどは持つ計算に。この寿命は、だいたいの使用感と一致するのではないでしょうか?

2ヶ月~3ヶ月に1回は0%にすると良いことも…?

電池が0%付近を全く経験していないのも実は良くないようです

これにより端末のプログラムが誤作動を引き起こし、正しい充電容量を認識できなくなることがあるそうです。ややこしい…。

例えば使い古したスマホについて「いきなり80%あったのが20%になってしまった」というような経験をしたことがある方もいらっしゃると思います。これは端末が電池残量を正しく認識できていないことによって起こる不具合なんだそう。

こういったことが頻発するようになった場合は「1回電池を0%までしっかり使い切る」ことで端末の誤作動を回復することができるようになるんだとか。これを業界用語では電池をキャリブレーションすると言います。

最近のスマホは性能の向上により端末が自動でキャリブレーションできるように作られているそうですが、それも完璧にはならない様子。「最近スマホの調子がおかしいな」と思う日が増えてきた場合、物理的に0%までしっかり使い切る日を1日用意してあげると良さそうですね。

おまけ:スマホの電池は昔のガラケーとは異なった種類の電池です

「なんか昔聞いた話と全然違うんだけど、そんなに誤った知識を持ったまま生きてきたのか...」と思っている皆様。決してそうではありません。

スマホに今使われている電池は「リチウムイオン電池」という最新式のものであり、昔からあるケータイや充電池(ニカド電池やニッケル水素電池)などとスマホの電池は、全く異なった性質のアイテムです。

なので、10年以上前から言われていた常識がスマホの電池に通用しないのは当たり前なのです。

ひとえに充電池と言っても、ケータイの変化と同じように日進月歩で開発が進んでいるわけです。情報が新しくなったのではなく、使われている物自体が全然違うものになっていた、ということ。

技術進歩によって、我々の持っている常識もどんどん古いものへと変わって行ってしまいます。一度知った情報を改めて更新するのはなかなか億劫…と言うか、意識することもないうちに変化して行っているものが非常にたくさんある時代なので、アンテナを立てて行きたいところですね。

このリチウムイオン電池の劣化には、以下の2つの仕組みが大きく関係しています。この記事で書いてきた内容の原理とも言えるものですので、ついでに覚えておいても良いかもしれません。

保存劣化

常に電池に加わり続ける負荷による劣化を「保存劣化」と呼びます。

これは「0%を維持する」「100%を維持する」といった何もしていない状態によって発生している負荷のことで、その状態を維持しないようにすることが大切です。

「保存劣化」は、適切な容量の電気が貯められている場合は発生しにくいものです。毎日のように利用している人が多いであろうスマホでは発生しづらいものですので、少しだけ気を配ってゼロに近付けてあげると良いでしょう。

サイクル劣化

充電と放電の繰り返しによる負荷によって電池が劣化していくことを「サイクル劣化」と呼びます。

これは電池を利用する以上は絶対に避けられない要因であり、この記事で解説してきたことの多くはこの「サイクル劣化」をなるべく小さく抑えるためのものです。

どんな方法であれ、繰り返し充電と使用を行うことで発生してしまうものですが、中でも大きな負担をかけながらの充電と放電をより高速に電池を劣化させると言われています。

高速充電はもちろんのこと、高負荷のアプリやゲームを長時間使用しての急速な電池消耗も大きな「サイクル劣化」を招きます。

今や多くのことがスマホ1つでできることで、電池の消費を意識してスマホを使うことは難しいかもしれません。せめて、充電面などではその負荷が小さくなるような扱いをして行きたいですね。

まとめ

スマホの充電方法についてまとめて参りました。

ポイント

・スマホの充電は20%~80%程度の維持が理想。
・100%のまま充電し続けるのと100%の維持に差はない。
・頻繁に0%にする・高速充電を行うのは危険。
・高熱の環境・高熱になる利用法は避ける。

などが重要なポイントです。

今やスマホなしでの生活を考えられない人が日本全体の大半になりつつあるのではないかと思います。故に、バッテリーが長持ちするかどうかはスマホを語る上で欠かせない部分。モバイルバッテリーを持ち運ぶ人も多くなっている時代です。

最近スマホ(特にiphoneなど)は持ち運ぶには既にオーバースペックなアイテムであり、しかも高価です。1つの端末を長い間使っていくという選択を取る人も増えていると思いますし、それも非常に有用なものなのではないかと思います。

長い間1つのものを使っていく選択を取るためには、こういった部分に気を配ることも大事になってくるかもしれません。余裕がある時だけでも実践して、少しでも快適なスマホライフを送って行きたいですね。

この記事がそういった生活の一助になりましたら幸いです。

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