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「学生」と「夢追い人」は両立できる それぞれの方向性を理解して行動しよう【相談回答】

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今回の相談回答は「声優になりたい」という夢ができた高校生から。

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要約

進学校在学中で大学進学検討中。
大学で学びたいこともしっかりある。
夢や目標を2つ持っていることに悩んでいる。
一直線に頑張っている人に勝てない気がする。
声優になりたいことは親しい友人にしか言えていない。

励ましや叱咤激励の言葉が欲しい。

より細かく見たい方は画像を参照ください。

良いですね。僕も高校2年生くらいの時に明確な夢を意識し始めた記憶があります。絶対になれる・なると信じて夢を追いかけていた輝かしい日々が、つい昨日のことのように思い出されます。

残念ながら僕は「声優になる」という夢を叶えることができずにそこそこの人生を送っている者ですが、だからこそ寄り添えることもあるかなと思います(これいつも言っているな…)

少しでも投稿者さんの今後の糧になる内容をお届けできればと思います。それではどうぞ。

人生経験は多ければ多いほど良い

まず僕は、夢は複数あった方が良いと思います。
何故なら、人生において「やりたいこと」と「できること」と「実際にやること」は、似て非なる存在だからです。

若ければ若いほど人は感情で動くことが多いため、この3つの区分けを正確に見定められません。投稿者さんも進学して就職して仕事をして…という過程を経て、徐々にそれらの違いが分かるようになると思います。

難しいのは、それに気付いてからやり直そうと思っても、不可能な場合が多いことです。人生では若い頃に全く経験していなかったことを仕事にするのは難しく、学生時代に得たものに多くの選択が依存します。

つまり若い頃の曖昧な感情によって、向こう60年近い人生の行く末がある程度決まってしまう現実があるのです。

例えば投稿者さんは企画やマーケティングに興味があり、それを大学で学ぼうとしています。それらは間違いなく将来ずっと役に立つであろう知識とノウハウです。その知識を実際に奮える仕事に就ける可能性も十分にあるでしょう。

しかし悪い可能性を挙げると、大学に入ってみたら「思ってたのと違う」と感じ、大学に行かなくなることもあるかもしれません。就職してから同様のことに気付いて、退職せざるを得なくなるかもしれません。

そうなった時1つのことだけを一生懸命にやっていた人は、次に何をしたら良いか分からなくなります。それは再就職や社会復帰を非常に難しくしてしまう悪循環を招く、危機的状況だと言えるでしょう。

一方でこの時に「声優になる」という夢を追いかけていれば、とりあえず「一旦そちらに全力で臨む」という選択肢が残ります。夢を追いかけていたことで、"何もしない人"になることだけは避けられるのです。

「それしかできない」人生にしないために

…と、ここではあえて「大学進学が上手く行かない」方を取り上げて話をしてみました。実際はその逆(夢破れて果てる)が多いですよね。僕も夢に一直線で輝いていた人が、挫折して完全なクズになり下がった話を聞いたりします(テンプレ)

ですが実際は上に書いたように「その逆もあり得る」のが人生です。学業で挫折し夢に救われて成功する人も、広い世の中にはきっと存在しています。

世の中には絶対に上手く行くものは存在していません。そして経験の少ない(狭い)人は、後から嫌だと思っても「もうそれをして生きるしかない」人生になってしまうことも少なくありません。

勉強だけを頑張り続けてきた結果、社会で挫折して引き篭もりになってしまう高学歴ニートもたくさんいます。華々しく芸能界で活躍している成功者でさえ「それしかできない」ことに悩み、最悪の選択をしてしまうケースもあるでしょう。

1つのことに集中できるのは尊いことですが、逆に言えばそれが無くなった時の絶望の大きさも計り知れないもの。

「たくさんのことを経験しておく」ことは、内容に関わらず全てが人生の保険として機能する。

一旦そう考えてみると、少しばかり視野が拡がると思いますよ。

「大学生活」と「夢を追うこと」は両立できる

次に「声優を目指す」ことと「大学生活」の両立について、実体験を踏まえてお話しようと思います。

まず声優を目指すには養成所や専門学校に通うのが一般的であり、プロの多くもその過程を経て活動しています。そしてそれらは週1~3程度の数時間、限られた時間のみレッスンを受けるシステムのところがほとんどです。

レッスンのことを考えて練習する時間は別途必要ですが、養成所に実際に拘束される時間は部活動レベル。むしろ部活動の方が全然長いくらいです。その環境をいかに利用してプロを目指すかが、声優になるために必要な鍵となります。

そして当然ながら養成所に通う人の9割以上は学生・社会人・フリーターのどれかであり、無職の人は極めて稀です。学生もほとんどバイトしているでしょう。お金を稼がないと養成所に通うこともできず、夢を追いかけられないからです。

「夢を追いかける」という尺度で考えると「人生を懸けるものが複数あって良いのか?」と悩むでしょうが、そもそも夢を追いかけることは他にお金を稼ぐことと並行しなければ行えない活動です。

結果的にその悩みと関係なく、ほぼ確実に何か別の活動と同時に行うことになるのです。

大学生は行動の自由がある

次に「大学生活」を送ることについてです。

大学の主目的は学業であるべきですが、実際に進学すると学業だけに全力を挙げている人は少数派であることに気付くと思います。

バイトや部活動に一生懸命になったり、サークルを楽しんだり、その他ボランティア活動に勤しんだりする人が圧倒的多数派。高校生までと違い、大学生は明確に大人の仲間入りを果たす歳です。行動範囲も生活の自由度も大きく拡がる分、時間の使い方も多岐に渡ります。

決して学業を疎かにしないまま他事にも取り組み、大学生活をしっかりエンジョイし尽くす人も少なくありません。

皆が皆、大学で学びながらも他の何かを並行して行っているものです。

ここまで読んで頂いた上で「声優を目指す」と「大学で勉強する」を横に並べてみてください。

この2つが実は「両立可能な内容である」ことが、何となく分かるのではないかと思います。

より良い大学生活を迎えるために頑張ろう

投稿者さんは今、受験という節目のために頑張っている時期。声優という夢も大学進学もまだフワッとしたイメージの中にあるでしょうし、この2つが全く別の物に感じられるのだと思います。

ですが実際、この2つは大きく干渉しない活動です。
大学という枠組みの中では、普通の大学生が送っている大学生活の範疇で夢を追いかけることが十分にできるのです。

大学に行き、バイトをして、稼いだお金で遊ぶ。この流れはほぼ全ての大学生が経験するものですが、その「遊ぶ」の部分が「夢を追う」に侵食されると思ってください。たったそれだけのことだったりします(※大学に進学する費用が親負担でない場合はこの限りではありません)

僕も大学に進学してバイトをしながら養成所に通っていましたし、年度によっては週末に舞台の稽古もしていました。それでも大学生としても養成所生としても、周りと大きな差を感じたことはありません。

むしろフリーターの人たちの方が、よっぽど生活に苦慮して集中できていないイメージでした(※個人差はある)僕の周りで事務所に入れた人や現在も声優として活躍している人にも、学生は多かったですね。

「夢を追うならフリーター」という固定観念は、ある程度仕事が取れるようになったプロやセミプロレベルになって初めて意味を持つものです。毎週決まった曜日・時間に養成所に通うだけなら、むしろ大学生の方がよっぽど自由で有利だと思います。

だからこそ、投稿者さんにとって今一番必要で大切なことは「大学に進学すること」ではないでしょうか?

これはあらゆる意味でその後の人生を明るくしてくれる選択で、進学校に通っているのなら尚更アドバンテージは大きいはずです。良い大学に進学すれば、それだけ良い出会いにも恵まれやすくなります。

今から全力で動いたとしても、声優を目指せるのは早くて来年度から。それについて今悩んだところで結果は変わりません。

ならばこそ今は受験に集中して、是非ともそちらで良い結果を修めましょう。

悩むのは実際に大学生活と養成所生活がスタートしてからで大丈夫。まずは目の前の大事な局面を、バッチリと乗り越えてあげてください。

おわりに

「夢を追いかけたい」という心情は、何だか特別なものに感じられて、他の何事にも侵されない一番大切なものであると思い込みがちです。かく言う僕自身がその感情に飲み込まれていた1人でしたし、今なおその渦中の中にいる大人の1人かもしれません。

でも1つ1つ行動ベースで分解して行くと、意外と誰もができる当たり前な活動の延長に過ぎないことが分かります。

変に気負いして無理をする方が、かえって自分の首を絞めることになりかねない。本当に一般的な生き方と両立できる(しなければならない)意識を持つ方が大事なのです。

もちろんプロの中には年がら年中そのことばかりを考えて、実行して、その結果として成功者の座を掴んだ人たちもいます。

投稿者さんの中に「意を決して毎日芝居三昧となる超大手の声優養成所や演劇・映画系の大学を目指し、親に借金してでも全てをその分野に捧げる」という選択肢があるのならまた話は変わりますが、まぁ現実的ではないですよね。

当然ながら、同じようにしてプロになれずに腐る人も大勢います。逆に、短時間の養成所から始めてプロになる人もたくさんいます。人前に立つ仕事では才能ある人はどこでも努力できるし、等しく輝けるものだと思います。

なので「自分が中途半端なことをしているのではないか」という悩みは「本当にプロになれるかもしれない」と思えるくらい実力をつけてから持てば良いでしょう。今はまだ挑戦することを楽しんで良い時期です。その時間を大切にしてください。

でも、始める前からそういったことをしっかり考えられるのは、純粋に素晴らしいことですね。表現活動は何だかんだ言って、ちゃんと頭を使える人の方が有利ですから。そんな投稿者さんの未来が楽しいものになることを祈っています。それでは。

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