ニュース考察

調べ物はオタク特有の行動「調べ方が分からない」人達の頭の中とは?

更新日:

バズっていたのが気になったので筆を執りました。
調べ物が「オタク的行動」であるかという話題です。

僕が思うに、調べ物に熱心な人は「知的好奇心が強い」「興味のベクトルが豊富」といった人間性がある者だと思っているので、物事を追求する姿勢を持つ人全般を「オタク」と形容するのであれば、調べ物を「オタク的行動」とするのもおかしくないかもしれません。

でも、何だかこの「オタク的行動」というのは、調べる人の方が珍しいし「普通はそうしない」というニュアンスが込められているような気がしてならないのです。そうであるのならば、それは違うのではないかなと。

それについて考察を書かせて頂きます。

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調べ方が分からない人は本当にたくさんいる

1億総スマホ時代と呼ばれるようになった昨今。
調べ物ができる端末を誰もが持ち歩いている世の中です。

我々のようなネット慣れしている人間は「端末を持っている=調べられる」だと自然に思ってしまうため、全ての人に調べる能力があると思ってしまいます。

なので「これどうやるの?」「これってどうすればいい?」という質問を投げかけられた時「スマホで調べて下さいよ」と返してしまいがち。

それに対してよく返ってくるのが

「調べ方が分からない」
「なんて検索したら出てくる?」

という言葉達。

ついつい「いやそんなこと言われても普通に…」と思ってしまうのですが、あまりにこういう場面に直面することが多いのが現実。

これは本当に「昔からPC文化に触れてきた延長でスマホを使っている人」と「スマホから入った部分の方が多い人」との決定的な乖離であると最近は思っています。

彼らは検索エンジンをまともに使ったことがないから、本当に調べ方が分からないのです。

ツイート主様もこのように言及しておられますが、調べ物の上手い下手というのは確実に存在しています。実際に僕も「調べるの上手いね」「すぐ答えを見つけてくるよね」と言われたことがあります。

ネットにズブズブの人間からすると本当に「?」なのですが、どうやらこれもれっきとしたスキルのようです。

「自分が本当に知りたいこと」を自分で考えられない人達

思うに、彼らは頭の中で自分の考えの「要点をまとめる」ということができないのではないでしょうか?

例えば

「iphoneを買いたいけど、どこのキャリアにすればいいのか分からない。最近は格安SIMとかいうのもあるって聞くし、何がどう違うのかさっぱり分からないからちゃんと理解した上でできるだけ安い価格で購入して使いたい」

というような悩み(敢えて分かり辛く書きました)がある場合、調べるべきことは

「iphone 1番安く使う方法」

のような感じだと思うんですね。
結論に最も早く辿り着けるし、必要な情報だけが入ってくるはずです。

でも調べ物が下手な人は、まずこれに至ることができないんじゃないでしょうか?

と言うのも、こういう人達って人に聞く時も

「iphoneを買いたいんだけどどうしたらいい?」

みたいな聞き方して来ませんか?そんなこと言われても…。

なのでこの質問に答える場合、こちらから「まずどうしたいの?」を確認しますよね。それでやっと求めている質問を知ることができるし、こちらも回答することができる。

調べ物をせずにすぐに人に聞く人は、この「要点をまとめる」という作業自体を放棄して他人に解決を求めているように感じます。彼らが教えてほしいのは、目的の内容以前に、自分の本当の目的そのものではないでしょうか。そしてそれに最も近い答えを的確に探し出す方法も、ついでに他人に要求しているのだと思います。

我々のような人種の場合、疑問が湧いた時などは、すぐ検索エンジンの横長ボックスに文字を打ち込んでいる自分が頭の中に浮かぶと思います。そこに何を打ち込むかで自分の脳内整理を行い、実際に調べ物を始めます。

もちろんネットだけでなく辞書を引いたりでも良いのですが、何か疑問を解決するために必要な方法論を持っていれば、それを想像することで整理を行い実行に移すというプロセスを踏めます。

調べ物ができない人はその方法論自体を持っていないので、整理するという行程に移行することができず、頭の中がぐちゃぐちゃなまま他人に丸投げするか、諦めて終わらせてしまいます。

調べ物以前の問題。スタート地点に立てていない。
馬鹿げた話ですが、そうだとしか思えないのです。

ここの壁は、我々が想像するより遥かに高いものなのかもしれません。

「調べられない」=「学がない」に繋がる時代が来ている

以上を踏まえて、こういった調べ物が得意なことを「オタク的行動」と呼ぶのには疑問が残ります。というより僕はかなり否定的です。

結局のところ、知識に固執する姿を指して「オタク」という蔑称を用いるということは、知識欲や好奇心がないことを正当化して甘えているだけではないでしょうか?
(※これは一意見であり、件のツイートで会話がそういったネガティブな意図を含んだやり取りだったと断定しているわけではありません。逆に「すごい!」と褒める会話だった可能性もあるかと)

それで他人に迷惑をかけて平気な態度を取り「大抵知らないことはそのまま読み飛ばす(ツイート内より引用)」のような「普通は調べないんだよ」に近い言い方をされてしまうと、その「普通」という価値観の方に問題があると言わざるを得ません。

調べられることをスキルとするならば、そのスキルを持つ人だけが誰かに教えるというレベルに達することができるとも言えます。それに敬意を表さず「変わってるね」と言いたげな人達は、自分達をどのような人間だと思っているのかよく分からないところがあります。品性を疑ってしまいます。

加えて、調べ物をせずに他人任せにしている時点で、学を積む機会をそれだけ失っていることになります。つまり調べ物をしない(できない)ということは、現代や近未来において学の無さに直結してくると言っても過言ではありません。

もちろん昔から「本を読まない」「辞書を引かない」「ニュースを見ない」という人達に学がないのは変わっていないと思うのですが、これからは「ネットで調べられない」というのもそこに加わってくるのかもしれませんね。

余談:調べ物を強要されたオタク世代がいる

どうでもいい話ですが、一般的に「オタク」と称される人達の中で調べ物が取り分け得意な人達がいるとすれば、「2ちゃんねる」などのサイトの雰囲気を直に経験してきた世代でしょう。僕もその1人です。

ああいったサイトは空気やノリを理解していな人達への風当たりがとにかく強く、また「それってどういうこと?」というような調べれば分かる質問を何の気なくしてくる人達を嫌いました。

その結果生まれた言葉が「ググれカス」(自分でgoogleで検索しろ)という言葉であり、今では当たり前に使われるようになった「ググる」という言葉の発祥もこういった文化圏からだったと思います。

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あと「半年ROMれ」という言葉もありました。
これはROM(発言せず掲示板などを眺めているだけ行為)を強制するもので、要するに「そんなことも分からない奴はちゃんとこの掲示板のノリを眺めて勉強してから話に入ってこい」という極めて乱暴な理屈です。サイトの空気を守り、自分たちが気持ちよく使うためにこういった発言は日常的に繰り返されていました。

当時のインターネットでは、これらのノリについて行くことがネットの世界で生きることであり、誰もがこれを意識して過ごしました。なので、人に何かを尋ねるというのは相当の努力と覚悟を経た上で行わなければならない「最後の切り札」だったように感じています。

この世代のネット住民は、自分で調べ物をしなければ人権を得られなかったため「ネットで調べ物をする」ノウハウが自然と身に付いている者達です。そうやって今でも「まず調べる」を徹底している人は多いでしょう。

そういう意味で調べ物を「オタク的行動」と呼ぶことについては納得できます。

しかし、こんなことを理解している人は調べ物=「オタク的行動」などと言うとは思えないので、今回の話の本質とはズレていると考え、余談としました。

まとめ

調べ物についての1つの意見を書いてきました。

断っておくとスマホの使い方が分からない人=学がないという意図はありません(まぁこの辺りはエクセルが使えない50代敏腕営業マンを有能と呼ぶのかどうかというのに近い問題だとは思いますが…)

こういう人達も使い方をよく分かっていないだけで、何度か調べ物のやり方をレクチャーしてあげるとそれ以降は自分で考えて検索できるようになることがほとんどのように思います。だいたいはやろうとするかしないかの問題だというのはPC時代から変わっていませんね。

スマホにより誰もがその場で即調べ物ができるようになった時代です。これからはもっともっと「自分で調べる能力」というのが重要になってくるのではないでしょうか。

「オタク的行動」などと言う言葉で片づけないで、そういうことにチャレンジしない自分の在り方を改める人がもっと増えたら良いですね。

お読み頂きありがとうございました。

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