生活の知恵

25年間研究した口内炎対策 オススメの対策&薬一覧【本当に効く】

投稿日:2019年7月28日 更新日:

 

口内炎が痛い。

物心ついた時から口内炎とお友達。
世の中には年に1回くらいしかできない、全くできたことがないという方もいる中で、酷い時は月に1回ペースで口内炎ができてしまう。そんな人生を送っている筆者です。

しかも一度できると超巨大化するまで治らず、2週間は苦しめられることが確定するという徹底ぶり。正直「ここまで口内炎が大きくなる人って自分以外にいるのか?」と思ってしまうくらい大きくなる体質です。

それでも、様々な対策を講じてきたことで、今ではかなり口内炎に苦しむ時間は減ってきた自負があります。

25年以上口内炎と戦い続けてきた僕だからこそ伝えられることがある。様々な対策にチャレンジして、吟味してきたからこそ紹介できるものがある。

そんな想いの結晶としてこの記事は書かれています。

渾身の一記事です。
是非、同じく口内炎に悩んでいる同志の方々の参考にして頂きたいです。

口内洗浄液を使う

幼少期から数多の口内炎に苦しめられてきた僕の口内炎の量を半減させてくれたのがこの口内洗浄液。

もし口内炎に悩まされている方で、これらを活用していない方がいらっしゃるなら、まずこの口内洗浄液を使うことから始めましょう。

一般的に口の中を清潔にすると口内炎はできにくくなるとは言いますが、口内洗浄液の効果は絶大。子供の頃、試しに使い始めてから口内炎の数が劇的に減った感動は今でも記憶に鮮明です。

可能なら口内炎ができなくなる方が良いし、できても小さいうちに無くなってくれた方が良い。予防にも治療にも活躍するのがこの口内洗浄液です!

中でも僕のオススメはこの「ガム・デンタルリンス(低刺激タイプ)」
アルコール入りの刺激の強いものや爽快タイプもありますが、口内炎ができやすい人は口内が刺激物に弱いことがあります。口内炎予防だけを考えるなら低刺激タイプを選んでおくのが無難。アルコール入りは口の中がピリピリしますから、得意不得意も出やすいです。

口内洗浄液は虫歯や歯周病予防にもなりますし、口臭対策としても活躍します。僕はデンタルリンスを愛用してもう15年くらいになると思いますが、親知らず以外の虫歯も歯周病の心配もなく健康そのもの。可能であれば日常的な使用をオススメします!

ちなみに、口内洗浄液を使用してからしばらくは口内炎の痛みが通常より和らぐ傾向がありますので、食前に使用しておくことで普段通り食事を楽しむことができることもあります。お伝えしておきたいライフハックですね。

歯ブラシや歯磨き粉を替える

口内炎は目に見えないような些細な口内の傷から発生することも多いです。

質の悪い歯ブラシや傷んだ歯ブラシでゴシゴシ歯磨きをしてしまうと、毛羽立ったブラシが口内を傷付け、口内炎の原因となることがあります。できれば質の良い歯ブラシを使うのがオススメです。

僕のオススメはこのルシェロシリーズ。
歯医者さんでもオススメされる高機能の定番品ながら市販品ではないので店頭に並んでいることは少ないと思います。歯医者さんで買うとちょっと高価になってしまうので、ネットでまとめ買いがオススメ。

僕は固さ「ふつう」を愛用していてます。
触り心地が良く多少ゴシゴシしても全然痛みを伴わない上に、持ちやすく磨きやすい高機能な歯ブラシ。良品なので形を保ったまま長持ちしますし、長い目で見たら安価になっていくはず。

色々な歯ブラシを試しましたが、最終的にこの歯ブラシに落ち着きました。今後もずっと愛用して行くと思います。

歯磨き粉は成分に注意

歯磨き粉を使用する場合、成分に「ラウリル硫酸ナトリウム」というものが含まれていないものを選ぶ必要があります。

強力な殺菌効果を持つ成分で多くの歯磨き粉に利用されていますが、口内炎ができやすい人はその刺激に口内が耐え切れず、口内炎の誘因になってしまうことがあるそうです。

悪い歯ブラシで口内に小さな傷をつけ、そこにラウリル硫酸ナトリウムが入り込むことで口内炎を生んでしまう…という可能性もあるので注意が必要。

ド定番のガムの歯磨き粉はラウリル硫酸ナトリウムが含まれていないので、これを買っておけば確実。

僕はデンタルリンスと併せてガムの商品を愛用していますが、基本的には同じ会社の商品を抱き合わせて使用した方が企業ごとの推奨利用パターンに沿うことができるため、効能が確実だと思われます。

口内状態を清潔に保っておくことは口内炎予防ではマストと言って良い部分。僕も最近口内炎ができてしまう時は、飲んだ帰りに油断して歯を磨かずに寝てしまった時などが多いです。口内洗浄と歯磨きを日課にすることで、口内炎ができない生活スタイルを作りましょう!

使用感別! 治療薬紹介!

口内炎ができてしまった時には、何もせずに放置するのではなく、なるべく早く薬を使用していくことが重要です。

個人的な感覚では、小さい状態で薬を塗り始めると仮に大きくなってしまった時にも痛みが出にくい印象があります。

一般的に口内炎というと、中心が白く窪んでしまうもの(アフタ性)を指しますが、これは大きさよりも深さによって痛みの度合いがかなり変わります。薬を利用すると大きくなっても深くなり辛い気がしています。

口内炎ができたら、小さいからとみくびらず早期に薬を利用していくよう心掛けましょう。

以下に僕が過去に使用してきた口内炎の薬の使用感とオススメを書いて行きます。是非参考にして下さい。

オルテクサー

オススメ度:★★★★★

過去に口内炎ができたらケナログ!
と言われるほど有名な薬があったのですが、残念ながらケナログは2019年で生産中止となってしまいました。同成分でその代替品となるのがこのオルテクサーです。患部に付着させるタイプの軟膏(塗り薬)ですが、患部から離れづらいように作られています。

オルテクサーは数ある口内炎治療薬の中でも比較的固めな薬であり、一度付着するとピッタリくっついて溶けにくいのがポイント。

こういった塗り薬は口内炎ができたヶ所によっては薬が関係ないところにもくっついて口内がベトベトに…という状態になりやすいのですが、オルテクサーはあまりそういうことが起きないなど、起床時に薬を塗っていたことを忘れるくらい快適なことも。総合的に見て完成度の高い薬剤と言えそうです。

オルテクサーは市販品として薬局でも販売されていますので、迷ったらまずこのオルテクサーを買ってみるのが良いのではないでしょうか。

トラフル軟膏

オススメ度:★★★☆☆

「口内炎にトラフル♪」というTVCMで知名度を上げた軟膏。
バリエーションも豊富で、「トラフル」と検索するだけで軟膏以外にも様々な口内炎の薬の情報を手に入れることができます。

全体的に青みがかった見た目が特徴。
軟膏の中でも相当柔らかく作られていて、必要量だけを患部に正確に塗りつけるなどが得意。オルテクサーは薬が固いので、手に取った分を複数個所に塗り分けたり、量を調整したりするのは不得意なのです。

また無味な薬が多い中で、トラフルには甘めの味が付いています。お子さんには使いやすいかもしれませんが、甘いからと舐め取ってしまうと無意味なので一長一短ありそうです。味の付いた薬が苦手な方もチェックしておきましょう。

ステロイド入りの効き目が強力なものとノンステロイドタイプの両方があり、好みや症状の酷さによって買い分けることが可能なのもポイント。リンクを張ったPROはステロイド含有タイプで、値段も少々お高めの設定です。

最大の欠点は薬が本当に柔らかいので至る所に付着しやすく、就寝時に塗ったりすると起床時に口の中がとにかくベトベトになりやすいこと。検索のサジェストに「気持ち悪い」と出てくるのはこのせいだと思われます。

その他、薬を塗った後の患部が他の薬より気持ちズキズキする傾向があり、刺激的な治療成分が多いのかもしれません(専門的なことは分かりませんが…)

アフタゾロン

オススメ度:★★★★☆

主に歯医者さんで処方されることが多く、市販品ではありません。
デキサメタゾン軟膏という名前でジェネリックが用意されていることもあります。

使用感はオルテクサーとトラフルの間くらいの柔らかさ。味も色もない薬です。

ザラッとしたオルテクサーの質感に対し、アフタゾロンは少し触り心地がサラッとしているため存在感は薄いかも。その割に起床時にベッタベタということもない。

オルテクサーは薬が患部から塊のまま全て取れてしまうことがあるのに対し、程よい粘り気のあるアフタゾロンは患部から薬が離れづらく、安心感があります。全体的に癖がなく病院で処方される治療薬なだけのことはあるという印象。

口内炎絡みで歯医者さんを受診しないとあまり巡り合わない薬だとは思いますが、持っているなら優先的に使用して行きましょう。

大正クイックケア

オススメ度:使用歴なし

僕は使用したことがありませんが、大正製薬もかなり豊富に口内炎の薬を取り揃えています。

TVCMなどを豊富に打っているトラフルシリーズに比べると存在感が薄い印象。ちょっとパッケージも古臭くあまり目立ってはいないですが、広告を打たない老舗の商品だからこそ良いという価値観もあります。

トラフルと同じくステロイドの成分の有無で薬を分けて販売しているのが特徴。こちらの方がネット通販ではトラフルよりもかなり安価で手に入る(正に宣伝広告費分の違いもある?)ようですので、ノンステロイドタイプの安い口内炎の薬をお探しならば、特に有力な選択肢となりそうです。

アフタッチ

オススメ度:★★☆☆☆

貼るタイプの口内炎の薬。

舐め取ってしまう心配がなく、口の中がベトベトすることもない塗り薬の上位互換的存在。お子さんに使用するのにも活躍します。

一度貼り付けてしまえば簡単にはがれることもなく、患部を完全に覆ってくれるため、一時的に痛みを感じない状態を作り出すことができる優れもの。

口内炎はできるだけ患部への干渉が少ない方が治療においてベストとされているので、患部に一切触れなくなる貼るタイプはあらゆる意味で理想的です。

難点はその値段。
定価で購入すると1枚あたり100円かかる計算(ネット購入で1回70円ほど)で、塗り薬なら同じ値段で口内炎の発症から完治まで終えられるほどの出費だと思います。口内炎によくなる人の対策としてはお財布に厳しめかなぁと。

どうしても痛みを防がなければいけない理由がある…子供がこれしか受け付けない…などの理由がなければ積極的に使っていくのは難しいかもしれないですね。

食事の前に貼り付けておくことで完全に痛みを防備できますので「良いところでディナーの予定があるのに、口内炎が鎮座している…」という時の応急手段として活用するのもオススメ。ただし、普通に食事をすると割と簡単に剥がれてしまうことも多いため、過度な期待は禁物。

こちらの方が少し安価な貼るタイプのメジャー品。
使用感の違いを解説するほどの知識がないですが、どうしても貼るタイプの使用を続けたい場合は検討してみてください。

トラフルクイックショット

オススメ度:★★☆☆☆
(※痛み止めとしては★★★★★)

珍しいスプレータイプの口内炎対策薬。
患部に向けて一押しで終了という手軽さが魅力で、即効性が高く舐め取ってしまう心配などもないのも強み。

吹きかけたところにかなりスーッとした感覚があり一気に痛みが引いていくので、一般的に肌に塗る痛み止めや痒み止めのような効果のある薬です。

味や香りはミントテイストとなっているので、苦手な人は注意してください。同じような味の歯磨き粉や口内洗浄液を常用している方であれば、ほぼ気にならないと思います。

1~2時間ほどは口内炎の痛みを忘れることができるので、食事や大事な仕事の前にシュッと一吹き…という使い方が可能。貼るタイプの薬よりも安価で手軽かつ邪魔ではないというのが最も効果的な使い方かと。

しかしながらあくまで痛みを和らげるものであり、治療薬としての効果はあまり高くないような印象があります。即効性が高い分、刺激物が利用されている感覚もあり、体質によっては口内炎を逆に長引かせてしまう可能性も(※個人の意見です)

何度か使用したことがありますが、僕にはあまり合わない気がしています。口内炎が大きく悪化しやすい方は、患部の状態と相談の上、使用を継続するか考えた方が良いかもしれません。

ちなみにトラフルクイックショットは、のどの痛みにも効く薬です。どうしても喋らないといけない仕事があるが、喉風邪を引いた…という時にも活用できます。

チョコラBB

オススメ度:★★☆☆☆
(その他の対策との併用が必要)

飲み薬。
言わずと知れたメジャー品。

口内炎は栄養不足によって発症することも多いですので、そういった事情の場合は飲み薬で早期に解決できることもあります。口内炎の治療他、予防にも効果があるとされています。

ただし口内環境や傷などを由来とする口内炎の場合は、栄養素の補給だけで改善できるわけではありません。あくまでその他の対策を施した上でこそ活きてくる対策です。その点は覚えておくと良いでしょう。

毎日口内洗浄をして適切に歯を磨いているのに、なお口内炎が定期的にできる…という場合は栄養不足が原因である可能性が高いです。食生活を見直すか、こういった薬の常用を考えることで劇的な改善が望めることもあるはずです。

僕自身は飲み薬は何もないと忘れてしまうのであまり使っていませんが、チョコラBBは肌荒れなどの対策にもなる便利な薬なので、常用して損はないと思います。少々お値段はしますので、お財布と是非ご相談を。

レーザー治療の効果

歯医者に行くことで、口内炎をレーザーで焼いてもらうことができます。

僕も何度か経験がありますが、すぐにそのまま治ったり、結局薬を塗り続けないと治らなかったりと効果のほどはマチマチでした。小さいうちに受診した方が良いのかもしれませんが、小さい口内炎をわざわざ焼いてもらうために歯医者に行く…というのはなかなかハードルが高いですよね。

口内炎のためだけに歯医者に通うというのはかなり億劫だと思いますし、薬剤の塗布よりお金もかかってしまうので、移動費や物理的負担を考えてもパフォーマンスはあまり高くありません。

他に歯医者に行く予定があったなど、後ろ倒しにしている予定を解消するキッカケに使うなどが良いでしょう。

ちなみにレーザー治療自体は全く痛みもなく、当てられていることにも気付けないほどであることがほとんどです。「レーザーで焼く」という言葉を過剰に心配する必要はありません。

ですので、興味のある方は一度試してみても良いのではないでしょうか。古い歯医者さんなどでは機器がなく対応してくれないこともあるので、レーザー治療を希望する場合はなるべく新しい歯医者さんに行きましょう。

口の中を噛みやすい人は歯医者へ相談を

口内炎の大きな原因の1つに、口の中を噛んでしまうことが挙げられます。

怪我由来の口内炎は上記の対策でどうすることもできないことも多い上に、傷の形状によって深くまで侵攻することがあり、時として凄まじい鈍痛を伴うなど本当に厄介な存在。

僕はこの口内を噛んでできる口内炎の多さに未だに悩まされていて、しかも何故そんなに噛んでしまうのかが分かりませんでした。

先日、噛んでできた口内炎があまりに酷く悪化してしまったので歯医者に見てもらったのですが、その際に歯の形状に問題があるかもしれないという驚きの回答が返ってきました。

何でも、定期的に噛んでしまう位置にある犬歯が非常に鋭く尖っており、これが歯に引っかかって噛む原因を作っている他、一度できた口内炎を刺激して悪化させてしまっている可能性を指摘されたのです。

当日そのまま問題がない範囲で、歯の先を丸く削ってもらい、一般的な形状に調整してもらうことができました。

確かに同じ場所ばかり噛むからおかしいと思っていたのですが、それは口内や顔の形のせいだろうだから仕方ないと考えて生きてきました。それがまさか、歯の方に問題があるという可能性を考えたことがありませんでした。

これで完全に噛まなくなったのかまでは結論が出ていませんが、良い方向に傾いているいことに期待しています。

同じような問題で悩まれている方は、一度歯医者で明け透けに相談してみると良いかもしれません。

追記

本当に噛まなくなりました!すごい!

ずっと同じ場所を噛んでは口内炎を作るループを生み出していた者としては感動の一言。同じ場所ばかり噛むという人は是非とも歯医者さんへ相談を!!

塩を塗ると治るって本当?

俗説で口内炎に「塩を塗り付けると治る」というものがありますが、基本的には信じない方が良いです。

そもそも口内炎の痛みは最初に触れた瞬間が一番きつく、徐々に痛覚が慣れてきて感じなくなっていくものです。食べ始め気になっていても、食べている間にさして痛いと感じなくなるというパターンも多いはず。

塩を塗り付けることはそれを早期に促す効果があり、一時的に痛みは感じなくなるかもしれません。しかし塗った瞬間はあり得ない激痛が走る上、刺激による悪化の危険性もあるので治療法としてはハイリスクローリターンと考えられます。

塩には殺菌効果があるという民間療法的な解釈が広まっているものの、すぐに流れ落ちてしまう上に口内には無数の殺菌がいるので、理論的に考えても意味がありません。そんなことで治るなら他の方法でもっと早く治せると思います。

痛みを感じなくしたいということであれば、上で紹介したトラフルクイックショットが大した痛みもなく同様の効果を得られますので、こちらの使用を強くオススメ致します。

まとめ

僕の人生をかけた口内炎対策記事ができました。
口内炎に苦しむ人達の力になれましたら幸いです。

この世に生を受けて30年、物心ついてから25年。
口内炎は唾棄すべき敵として、僕の人生に影を落とし続けてきました。

ふとした油断で"アレ"が現れる不快感、打つ手なく巨大化する絶望感を僕は誰よりも理解している者の1人だと思っています。

最近は昔よりもかなり症状が安定し、口の中さえ噛まなければさほど大きな口内炎に見舞われることはない…というところまで突き詰めて参りました。

その知恵と経験の結晶を、ここで一度多くの方に共有しようと思い、この記事を書きました。

この記事に書かれている内容を、騙されたと思ってお試しください。きっと悪夢の口内炎生活から離れることができるはずです。小さいことの積み重ねが確実に口内炎の数を減らします。

これが今の僕の全てではありますが、今後も快適な生活を送るために口内炎とは格闘を続けて行こうと思います。

この記事が、少しでも多くの方の救いとなることを祈っております。お読み頂きありがとうございました。

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