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締切を失った同人活動 コミケ無き今をどう過ごすべきか【相談回答】

投稿日:2020年8月26日 更新日:

今回の相談回答は「締め切りを失った創作物を完成させられない」ことについてのジレンマですね。

創作系の活動を一切行ったことがない方にはピンと来ない点かもしれないですが、ケツが決まってるというのはすごく大事なことなんですよね。目標にもなりますし、人は追い詰められてこそ良い表現ができるようになるのも事実です。コミケが無くなったのにはそういった厳しさもあります。

かく言う僕もブログを更新する時、自分で発破をかけてやらないと何でも後回しにしてしまいがちですからね…。楽しいけど大変、やりたいけど逃げたい。それが何かを生み出すことにあるジレンマです。

今回は同じ執筆活動をする者として、心に寄り添った回答をしてみようと思います。よろしければ読んでみてください。

自分で自分を甘やかして良い

まず第一に、同人活動は「別にやらなくても良い」=「やっているだけで十分すごい」という意識を持ってみてはいかがでしょうか。

ネットの世界にいると何かを創っている人やチャレンジしている人を見る機会が多く、「自分も何か行動を起こさないと」のような焦りに近い感情に苛まれてしまいがちです。

ところが実際の世の中には何もしていない人の方が圧倒的に多く、余暇は余暇として適切に消費している人がほとんどです。その時間をどのように使って行こうが(生活に困らない限りは)自由ですし、誰かに咎められる由縁もないのです。

投稿文には「だらけた毎日を送ってしまい」と書かれていますが、だらけていること自体には一切問題がありません。余暇とは本来だらけるためにあるわけですから。それでも投稿者さんがそういった罪悪感を覚えているとしたら、その点もう十分に意識高く生きていると言って良いでしょう。

趣味で苦しむ必要なんてないのだから、やめてしまえばいいとか野暮なことを言うつもりはありません。ただ趣味である以上、自分で自分を自由に甘やかしても良いと思います。

端的に言うと「あぁ今日もこんなにダラけてしまった…」で終わってしまうと辛いばかりですが、それを発展させて「でもちゃんと今日も創作のことを考えた!偉い!」まで繋げてしまっても良いのでは、ということです。

そういった前向きに自分を肯定して行くことで、新たなモチベーションも湧いてくるはず。自分との戦いにおいては、自分が昇るべき階段の段数を細かく分けることは重要です。

そもそも良い創作物を生み出すのに必要なのは頭脳労働にかけられる時間ですから、頭の中で考えている時点で正しく過ごしています。それをダラダラしているとは僕は思いません。こうやって悩みを持っている時点で、投稿者さんは真摯に自分のクリエイティブ精神と向き合っていると思います。

「自分に厳しく」が美徳とされる世の中ですが、最終目標はやる気を出すこと=行動を起こすことであって、自分を戒めることではないのです。自分に厳しくした結果、自己嫌悪で足踏みし続けては意味がないですし、心の中で自分をダラダラに甘やかしても、行動できるならそちらが正解です。

この機会に自分に合った精神的なプロセスを見つけられると、今後の創作活動がより楽しいものになるかもしれませんね。

「完成」よりも「続ける」ことを考えて

コロナ禍に入りイベントを失ってしまったことで、創作活動ができなくなったという人は大勢いる印象です。

Web通販を行うことで同人誌を発表することはできますが、直接手に取って買ってもらった時の嬉しさや楽しさは他には替え難い魅力があります。実際、僕もコミケで『キンプリ』や『あんスタ』の感想記事を本にして販売しようと思っていたものの、中止に伴って見送ってしまいましたし。

そしてそれは買う方も同じなようで、「通販では同人誌は買わない」というスタンスの買い手も沢山いることが分かってきています。「この日はお金を使う!」と決めて行動しないと、なかなか薄い本には手が出ない側面もあるでしょう。

ですがイベント同人誌のジャンルには"旬"があるのも事実で、衝動にも持続期限があります。「今書きたいものは今書かなければ!」その熱量ありきだからこそ、同人活動には他者を魅了して止まない魅力があるとも言えます。

そのような背景もあり最近はWeb即売会の動きも活発化してきましたし、小規模な即売会の開催も徐々に復活し始めるでしょう。ウィズコロナに向かって、エンタメの動きは1つまた1つと新たな輝きを放ち始めています。

日本がコロナ禍に入ってまだ半年足らずで、世界はどんどんと新しい様式への適合を始めています。また半年後には、より活性化した文化が我々を迎え入れてくれていることと思います。

ならばこそ、それを考慮に入れて前を向きましょう。創作物の完成には時間と手間がかかります。構想して執筆し始めるまでを考えれば数ヶ月を要することも少なくありません。

その期間中にも、自分のスタンスに合った発表形式が新たに誕生するかもしれません。創っているうち、書いているうちに盛り上がってくる文化があれば、書きかけのそれを完成させる原動力になってくれるでしょう。

だから、別に完成を焦る必要はないのではないでしょうか?

完成させることはすごく大事なことですが、「書き始めた」「書いている」という事実も同様に尊いものです。今は完成させることよりも、その熱意を絶やさないことの方が大事な時期だと思います。

様々な理由で折れてしまう・辞めてしまう人も数多出るであろう中で、そうならないでいようと努力する人の存在が新たな文化の発展をもたらします。投稿者さんのように即売会を求める人の存在が、文化の炎に薪をくべ続けてくれるはずです。

辞めたくない。続けていたい。
その想いを持って、今はどうか書き続けてみてください。その小さな行動の積み重ねが、結果として「作品の完成」に繋がって行くことでしょうから。

おわりに

同人誌の発行というのは、なかなか難しい価値観の上に存在している活動です。

書いて発表するだけならpixivやTwitterという手軽な手段がある中で、あえて物理アイテムを創っての公開。「とりあえず発表できればいい」という気持ちとは、また異なった熱意で行うものかと思います。

「お金のやり取りが発生する」「直接目の前の人に買ってもらう」といった行為の存在によって作品創りの意識も変わりますし、イベントで起きたことの1つ1つが全て思い出となって心に残ります。投稿者さんはそれに楽しみを見出している方ですから、「オンラインでいつでも発表できるから良い」というわけではないのでしょう。

僕も二次創作とオリジナルでそれぞれサークルの一員として作品を発表したことがあり、その体験の印象強さには実感を持っています。オンラインでたくさんの人に見てもらえるのも大きな喜びですが、一期一会であるオフラインのライブ感はそこでだけ楽しめるものですよね

そういった作品発表が、また忌憚なくできる世の中が戻ってくるまで頑張りましょう。止まない雨はありませんから、今はできる範囲で自分の創作と向き合う。それで良いと思います。

焦らず楽しめる範囲で少しずつ。
それが新たなクリエイティビティを生むでしょう。挫けないよう、1歩1歩自分のペースで創り続けてみてくださいね。それでは。

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