雑学

バスクチーズケーキの「バスク」ってなに? 実は料理とは全く関係ない言葉なんです!

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2018年頃より一大ムーブメントを引き起こしているバスクチーズケーキ。現在では「バスチー」という愛称でも販売されています。

円形の可愛らしい見た目と中心にある焦げ目がオシャレなスイーツで、コンビニなどでも頻繁に見かけるようになりました。

では、このバスクチーズケーキの「バスク」がどんな意味かはご存知ですか?

この円形の姿を指してバスク?
それとも中心の焦げ目のこと?
いやいや使われている材料では?

どれも"それっぽい"答えではありますよね。

でもこのバスクチーズケーキの「バスク」、なんと料理とは全く関係ない意味を持った言葉だったんです!

この記事ではその「バスク」について取り上げます!

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「バスク」は地名

実はバスクチーズケーキの「バスク」は地名です。

スペインのバスク地方を発祥の地とするチーズケーキなため、便宜上バスクチーズケーキと呼ばれています。

ですので、お店によっては「バスク風チーズケーキ」と書かれていることも。「風」が付くと、何かを模していることがより分かりやすいですよね。

このバスチー、本場では「ラビーニャ」と呼ばれているお菓子です。しかし一般的なベイクドチーズケーキとさほど大きな差はないことから、スペイン以外では「バスクチーズケーキ」という名称が使われるようになりました。

今ではバスクチーズケーキが世界中で一般的な呼称となっています。

確かにラビーニャという名前で売られていたら、多くの人の頭に「チーズケーキと何が違うの?」という疑問が浮かんでしまっていたことでしょう。"新しいもの"という印象も強まり、手に取る人も今より少なくなってしまったかもしれません。

名前の時点で「チーズケーキである」とすぐに分かるからこそ、バスクチーズケーキは今世界中でムーブメントを起こしていると考えられますね。

スペインとフランスから影響を受けた地方

では何故バスク地方は独特のチーズケーキを生み出すことができたのでしょうか?

バスク地方はスイーツに限らず独特の食文化を持っている地域。その理由としてスペインとフランスという大きな2つの国にまたがった地方であることが挙げられます。スペインだけでなく、フランスにもバスク地方があるのです。

公用語もスペイン側ではスペイン語、フランス側ではフランス語が用いられている他、バスク語という独自の言語も保有しているのが特徴。それ故に国として独立を目指す動きも存在するなど、歴史的にも様々な事情を抱えた地方です。

隣国でありながら大きく異なる2つの文化からの影響を受けたことで、バスク地方は「スペインでもフランスでもない独自の文化を持つ地方」として歴史に名を刻むことになります。

その独自文化は食事にもしっかりと反映され、バスク地方の料理は「バスク料理」として世界中から親しまれています。

これを知った上でフランス料理とスペイン料理のお店のメニューをよく見てみると、どちらも「バスク風」と銘打ったメニューを取り扱っていると思います。

写真左奥のチキンがフレンチのバスク風。
ピーマンなどの野菜を使ったソースがよく使われる。

海と山、双方を内包した地形で育まれたことであらゆる種類の料理に長けており、そこにフランスとスペインの文化が混ざり合って生まれた世界の神秘。世界有数の料理人であるフェラン・アドリアからは、「平均的な質では、世界中で最も優れた料理かもしれない」と言われています。

そんな環境から生み出されたバスクチーズケーキは、確かに普通のチーズケーキのようでありながら、少しそこからズレた新食感を持って我々の前に現れたと思います。

チーズケーキという食べ物を発展させて作られたように感じるのは、こういった歴史的な背景があるからかもしれませんね。

「LA VINA」という店が生み出した

現地でラビーニャと呼ばれるようになったのは、このチーズケーキがバスク地方の「LA VINA」というお店によって生み出されたお菓子だからです。

しかもこの「LA VINA」は自店で作っているチーズケーキの製法を門外不出とし、誰にも教えることなく販売を続けました。

ラビーニャはいつしかその味に惚れ込んだ世界中の料理人たちに食されるようになり、世界中でそのチーズケーキをリスペクトした商品が取り扱われ出すように。

これが「バスクチーズケーキ」誕生の由来だと言われています。つまり世界中で売られているバスクチーズケーキは、オリジナルを研究して作られた精密なコピー品なのです。

本場の味を継承した唯一のお店は日本に

ところが近年、世界でたった1つだけこの「LA VINA」のレシピを相伝され、オリジナルを完璧に継承したバスクチーズケーキを販売する店が現れました。

それが日本で最も著名なバスクチーズケーキ専門店である「GAZTA(ガスタ)です。

なんと「LA VINA」本店と同じ味を食べられる唯一のお店は日本にあるのです。現在は通販も行っているようなので、本場の味に興味がある方は注文してみてはいかがでしょうか?

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まとめ

バスクチーズケーキの「バスク」は地名。
本場では「ラビーニャ」と呼ばれるお菓子。
「バスク」はスペインとフランスに属する地方。
2つの異文化から影響を受けて独自の発展を遂げる。
その食文化は「バスク料理」として世界中から愛されている。

何となく流行っているから名前を聞けば分かるようになったが、実際バスクが何のことだか分からない、という方は多かったのではないでしょうか?

かく言う僕も「あ、これ最近流行ってるやつだ」「このバスクってなに?」「さぁ?この辺の焦げたところのことじゃない?」という会話で流した経験があります。それを踏まえてこの記事を書くことにしました。

この記事を読んだ方は、是非友達の前でこの雑学を披露してみてください。何なら今正に友達と調べているところかもしれませんね。人生の肥やしになりましたら幸いです。

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