表現活動

フォロワー二桁だったブロガーが半年で1,000人フォロワーを増やした方法

投稿日:2019年9月19日 更新日:

 

Twitterのフォロワーが1000人を突破しました!

3月の時点ではフォロワー二桁だったことを思うと、この半年の成長は目覚ましい。

しかも自フォローは二桁のままということは、僕のツイートや記事をチェックしたいと思ってくれている人=ファン(※便宜上の呼称)の方が1,000人増えたということ。滅茶苦茶嬉しいじゃないですか。

絵描きさんとかだとパッと見で「素敵な絵!」と判断してもらえることでフォロワーを獲得できたりする(もちろんそこまでの積み重ねがあって実現できる凄いこと)みたいなんですが、文章書きは「じっくり読んでもらう」というハードルの高さになかなか勝てません。

ブロガーをやっているとSNSのフォロワーにも気が行くと思いますし、できれば増やしてみたいと思うものだと思います。僕もずっとそう思っていました。

そういうタイミングって本当に意図せずやってくるのだと、この半年で実感しています。

一体どんな方法で…?と思われる方も多いはず。
自分の経験をアウトプットがてら記事に残して行きたいと思います。

半年でTwitterのフォロワーを1,000人増やした1つの方法論をご紹介します。参考にしてみてください。

記事をバズらせただけではフォロワーは増えない

僕はフォロワーが少ないながら、過去にTwitter上で幾つかの記事をバズらせたことがあります(と言っても1,000~2,000RT程度)これらの記事のほぼ全てが肯定的に受け止められた上での拡散です。

最初にお伝えしておくと、記事をバズらせてもフォロワーはほとんど増えませんでした。せいぜい1回辺り2~3人程度でしょうか。

このようにブログ記事などは、たとえ多くの人の支持を集めたとしてもフォロワーの増加には繋がらないということが分かっています。

そしてこの結果にはTwitterの性質が大きく関わっています。
まずはそれを1つずつ解説して行きましょう。

流行に乗っただけではファンは増えない

Twitterのユーザーは基本的に面白い人ではなく、面白いコンテンツを求めています。

バズる記事というのは、たまたまその時の流行に乗ってウケただけのことであり、ほとんどの場合で文章に惹き付けられて読んでいるわけではありません。質の悪い文章でも、Twitterユーザーの心に響く内容であればバズらせることはできます。

ですから単一の記事が拡散されたからと言って、自身が認められたとは限りません。人の心を動かす記事を書いたことは賞賛されるべきですが、その記事にアクセスしてくれた人も決して書き手を見ているわけではないのです。

だから、Twitterのフォロワーが少ない状態でたまたまバズる記事が書けたとしても、フォロワー=自分のファンを獲得することはできません。

しかし記事をバズらせないことには誰かの目に留まることもなく、フォロワーを増やすのは非常に難しいのも事実です。

記事をバズらせたからと言ってフォロワーは増えないが、記事をバズらせないとフォロワーは増やせない。これが文章媒体の難しいところです。

有益な情報だけを流すアカウントにする

次に大事なのは、バズらせた記事と関係のあるツイートを普段からしているかどうかです。

記事をバズらせた時、自分に興味を持ってアカウントをチェックしてくれる人も一定数存在すると思います。

そういう人達が身に来てくれたとしても、TLにバズらせた記事と全く関係のない話題ばかりが展開されていたら「日常的に自分に興味のある話題を提供してくれるわけではないな」と判断されてフォローされることはないと思います。

僕も日常のアカウントで記事をバズらせた時は、どんなにポジティブに受け入れられる記事を書いてもフォロワーの増加に繋がりませんでした。例によってガチャのスクショばかり上げていたからです。

フォロワーが増えたのは、ライティング活動用に作成したアカウントに切り替えてからです。こちらのアカウントは、ほとんど記事の内容に関係あるツイートしかしていません。

ネットには「あなたのことを知りたいから何でも良いから呟いてくれ」と思ってくれている人もいますが、それはある程度フォロワーが増えてから許されることだろうと感じています。

フォロワーが数十人程度しかいない段階で好き勝手呟いていても、誰もフォローしてくれません。

まずは「自分にとって有益な情報だけが流れてくるアカウントだ」と思ってもらうことが先決だと思います。

フォロワー獲得に必要なこと

ではこれらを踏まえ、僕がこの半年でやってきたことを解説して行きましょう。

熱量のある良質な長文記事を量産

まずその時々でTwitterで話題に上がりやすいネタの中で、自分が最も熱量を向けられるネタを探します。

そのままその分野の良質な記事を量産して行きます。

「自分に興味がある記事を今後も沢山書いてくれる」と認識されれば、その更新のチェックを漏らさないようにアカウントをフォローしてくれる方も増えて行きます。

当たり前のことかもしれませんが、ここでポイントとなるのは"良質な"という部分です。

誰でも書けるコピペのような紹介記事でも「情報提供者」としてフォロワーを増やすことはできると思いますが、それは「個人」を見てもらえているわけではありません。

自分を認識してもらいたいなら、時間をかけてでも長く、熱量のある、人の心を動かす記事を書く必要があります。

ここで僕が最初にフォロワーを増やすことができた記事群を紹介しておきましょう。

『KING OF PRISM』という作品の感想ですが、1クール12話のアニメに対し14万文字の内容量があります。

30分のアニメに対して1話ずつ1万字以上を書き込んでいるということです。自分でも思いますが、狂気の沙汰以外の何物でもありません。

恐らくですが、この作品の全話に対してこれだけの内容を書き込んだのは、ネット中を探してもこのブログしか存在していないのではないかと思います。

このアニメの放送期間中はアニメの関連記事ばかりを更新していて、Twitterもほぼその話題しか出していなかったので、極わずかなフォロワー数しかないアカウントにも関わらず、少しずつフォローしてくれる方が現れました。

最終的にこのアニメだけで400人ほどフォローして頂けたと思います。大変ありがたいことです。

これは僕が最も熱量を向けられるコンテンツとして『KING OF PRISM』があったから成功したことで、Twitterのフォロワーを増やすためにこの記事を書き始めたわけではありません。

良質かつ熱意のある記事を量産するには、自分が強い興味関心を持つ分野でなければ厳しいでしょう。

僕にとってそれはアニメでしたが、自分の手持ちの中からTwitterでウケそうな話題をピックアップし、周りの熱量が高い時期に記事を書きまくってみる…というのが大事です。

熱狂的な勢いがある中規模クラスの話題を選ぶ

ネタを探す時、意識してほしいのが「一部の人が盛り上がっているもの」に絞ることですね。

僕の書いた『KING OF PRISM』という作品は、世間的には滅茶苦茶メジャーな作品ではありません。知っている人は知っている程度の知名度です。

ですが、ファンの「この作品を世に広めたい」という熱量は異常(僕が言うのも何だが)なものがあり、アニメ放送中は「とにかく目に留まった良さそうなツイートは全て拡散する」といった人達がTwitter上に溢れていました。

僕の記事もそういった方々の一部に評価され、その声が徐々に大きくなることで支持を集めて行ったという流れでした。

ですからTwitter上で凄まじい数の方が共有している話題よりも、中規模範囲で熱狂的に話題になっている分野の方が読者定着度は高いと言えます。

母数が大きくなると話題を共有する人も増えるので、当然フォロワー数の少ないアカウントの記事やツイートは埋もれやすくなります。

得意分野の中から、自分に目を向けてもらえる可能性が高いものを選び抜いて記事にしてみましょう。

増えたフォロワーに興味がありそうな新しい話題を探す

続いて、行ったのが「支持された内容に関連付いた記事を書くこと」です。

上記した『KING OF PRISM』は1クールアニメなため、3ヶ月経てば書くことが自ずと無くなりますし、何も書かなければ興味を無くされてしまいます。

せっかくフォロワーさんが増えたので、この人達が興味を持ってくれる記事も引き続き書いて行きたいなぁと思い、僕はまた熱量の持てそうな話題を探しました。

僕はひとまず「大好きなアニメの感想で評価されたので、今度は全く知らないアニメの感想に挑戦してみたい」と思い、次クールの作品の吟味を開始します。

そんな折に『あんさんぶるスターズ!』という作品を『KING OF PRISM』の監督が次クールも引続き担当することが発表され、界隈で大きな盛り上がりが起きました。

この2つの作品はファン層に一定の重なりがあり、僕の新しいフォロワーさんにも熱心なファンの方がいらっしゃいました。そして僕にとって『あんさんぶるスターズ!』は名前以外全く知らない作品でした。

よって、そのままそのアニメの記事を書くことに決めたというわけです。やりたいこととやるべきことが一致した感覚がありましたね。

『あんさんぶるスターズ!』は『KING OF PRISM』よりもファンの母数が非常に大きい(Twitterの公式フォロワー数が8倍ある)作品だったため、より多くの人に自分の記事を読んでもらえる可能性もあるなぁと少し邪な思いもありながら、書き始めます。

これが共通の作品ファンのフォロワーの方に取り上げてもらえたことで1話からいきなりバズったのです。

ミラクルラッキーな巡り合わせとしか思えません。
今では僕の記事を毎週楽しみにしてくれている方もいらっしゃるようです。大変ありがたい。

『あんさんぶるスターズ!』の記事を書き始めて3ヶ月ほど経ちます。

これまでにフォロワーが600人増え、1,000人を突破したという具合です!ありがとうございます!

このアニメはまだ3ヶ月あるため、しっかり続けて行こうと思っています。その間に、またフォロワーに楽しんでもらえそうな話題を見つけて、さらなる挑戦をして行こうと思っています。

まとめ

・記事をバズらせないと誰の目にも留まらない。
・記事をバズらせるだけではフォロワーは増えない。
・バズった記事と関連性の高いアカウントを持つ。
・長く良質な記事を書き続けて自分に興味を持ってもらう。
・ネタは中規模範囲で熱狂的に支持されるものに絞る。
・今のフォロワーが興味を持ってくれる新しい話題を見つける。

要点を、まとめるとこのような内容ですね。

実のところ長く良質な記事を書くというのは、ブログ運営においてあまりメリットがありません。

その時間でそこそこ良質な記事を3本書いた方がアクセス数は集められますし、結果的に広告収入も増えるでしょう。長い儲かる記事を書きたいのであれば、そのための技術も存在します(そういう記事はTwitterでは嫌われています)

ブログ運営で大事なのは、SNSでバズる記事を書くよりも、検索で日常的にアクセスされそうな記事を沢山書くことです。

だからSNSのフォロワー数が少なくてもブログはアクセス数を集められますし、SNS向きの記事はバズった後ほとんどアクセスが無くなるのであまり書く理由がありません。瞬間1万アクセスされる記事より毎日100アクセスされる記事の方が価値がある分野です。

ですがブロガーとしてだけでなく、書き手として自身をブランディングして行きたいのであれば、SNSで人気を集められるようになっておくのも重要だと思っています。

SNSのフォロワーに向けた記事が無価値ではなくなること、その体験を踏まえたこのような記事が書けることなど、ブログ執筆のバリエーションが増えるも大きな魅力です。

僕は現在のSNS向け記事の時間対効果は割に合っていないと感じているものの、将来的に自分の糧になる記事が書けていると思っています。何より、書いていて楽しいです。

正直簡単に実践できることではないと思います。でも挑戦して経験する積み重ねが、根本的な文章力を育てるのは事実です。

僕もここまで辿り着くのに10年以上色々試したり経験したりしていますし、成功体験が増えたことで逆にまだまだ自分を伸ばして行けると感じる機会も増えました。

何が人の目に留まるかか分からない世の中です。
しかし、人に見てもらうために必要な方法を存在します。

この記事ではその内の1つの方法論をご紹介しました。参考にお使い頂けますと幸いです。

お読み頂きありがとうございました。

Copyright© HatsuLog , 2024 All Rights Reserved.