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【衝撃】容疑者の似顔絵はあえて変な顔に書いているんです!そこには合理的な理由が隠されていた!

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犯罪捜査で利用される容疑者の似顔絵。
決定的な写真や画像が用意できない際に、目撃情報から犯人の特徴を割り出して作成する重要な資料です。

一部の凶悪犯罪などでも公開されることがあるため、どこかで目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

あの似顔絵を見た時、「リアルであるけれど絶妙に変な顔をしている」と思うことはありませんか?

実は捜査に用いられる似顔絵は、あえて現実的ではない顔になるように描かれているのです。

この記事ではその理由と、似顔絵捜査について詳しく解説して参ります!

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より多くの情報から犯人を特定するため

似顔絵捜査は、画像や写真などの確たる証拠がないからこそ用意されて利用されるものです。

目撃情報や衝撃などを元にして似顔絵を描く都合上、絶対に完璧な顔が描写できるとは限りません。ですから、特定の個人を思わせるほどにリアルな顔を描いてしまうと、その似顔絵に本当に似ている人の情報しか集まらない可能性があるのです。

実際の容疑者は似顔絵と少しズレた顔をしているかもしれませんし、ヒゲや髪型などによって人の顔の印象は簡単に変わってしまいます。そうなると、バッチリ1人の人間を想像できてしまうような似顔絵ではほんの僅かな情報しか手に入りません。それも、容疑者本人のものとは限らないのが現実です。

それらを踏まえて、似顔絵はより多くの情報提供を得られるようなものを意識して描かれています。

犯人の特徴を誇張して描き、あえて現実離れした描画をすることで"似たような人"であれば通報してもらえるようにする。これにより集まってきた情報を精査すれば、高確率で犯人に辿り着ける環境が出来上がるというわけです。

さらに特徴を誇張した似顔絵は強調した部分について強烈なインパクトを持ち、見る人の脳裏に存在を焼き付かせる力もあるようです。結果として通報の数も増加し、場合によっては写真よりも似顔絵捜査の方が効果が出るような事件も存在しているとのこと。

似顔絵をあえて現実離れした顔面に描くことは、人間の心理や記憶に則した極めて合理的な理由があったのです。

現場ですぐに描ける即効性が魅力

以前はモンタージュ写真という、特定の個人の写真から容疑者に似ている特徴を持つものを、パーツごとにピックアップし合成する代替写真が捜査に利用されることがありました。

これらはあくまで似ているパーツを見つけて合成するため、特徴が「比較的似通っている別物」になってしまうことも多く、結果的に容疑者に全く似ていないモンタージュ写真が出来上がることも多かったそう。

また選別と合成に時間がかかること、様々な写真を見続けることで記憶が混同されて曖昧になっていく(正しいパーツを選べなくなる)などの欠点も多く、今ではほぼ使われなくなっているようです。

それに代わるより効果的な技術として似顔絵捜査が登場し、今でも幅広く使われています。

似顔絵捜査は、何と言ってもその場で即描くことさえ可能な即効性がポイント。捜査のハイテク化が進んだこの10年間の間にも、その活用率は1.4倍に増加しているんだとか。アナログの強みを遺憾なく発揮しているようです。

歴史的背景を見ても、非常に理に適った技術であると認められていると言えるでしょう。

(参考:https://www.homemate-research-police.com/useful/12973_facil_076/

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専門の似顔絵捜査官という役職

似顔絵捜査の似顔絵を描いているのは、似顔絵捜査官と呼ばれる専門の警察官。

絵画の技術やセンスを持っている人の中から、捜査官になるための特別な技能研修をクリアした人が属することができる特別なポジションです。

上記した特徴を捉えて描画する技術の他、目撃証言などを正確にヒアリングして描くべき情報を決める"聴く力"が求められるなど、特殊な技能を持った人のみが受け持つことができるのです。

似顔絵捜査を専門で行っている方が多い中で、普段は通常の職務に当たり、必要に応じて似顔絵を描くというスタイルで活躍されている警察官も存在します。

またこの似顔絵捜査官の技術を競うコンクールのようなものも警視庁内などで開催されており、日々その技術を競い合いながら研鑽を積んでいるんだそうです。

捜査に利用する似顔絵であっても、やはり絵を描くことは表現には違いありません。普段は痛ましい状況で描かなければならないことが多いからこそ、真剣に絵に没頭できるような発表の場が存在していることが重要なのかもしれませんね。

(参考:https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018122502000230.html

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まとめ

・似顔絵はあえて現実的に描かていない。
・曖昧な画風でより多くの情報を集めるため。
・特徴のみを誇張して人の記憶に残している。
・即描ける長所により、現在でも幅広く利用。
・描いているのは専門の似顔絵捜査官(警察官)
・似顔絵捜査官にはコンクールなどもある。

現在でも似顔絵を元に情報提供を募っている指名手配犯も少なくなく、毎年何百もの事件が似顔絵のおかげで解決に至っています。似顔絵捜査は凶悪事件の解決と切っても切り離せない存在です。

何となく適当に描かれているものではなく、警察が過去の経験や技術から積み重ねてきたメソッドが継承されている、アナログかつ合理的な方法論なのです。

もちろんその全てが解決に向かうわけではなく、描いている数よりも解決する事件の方が遥かに少ないそう。しかし、描かれなければ解決しなかった事件も物凄くたくさんあります。

普通に生活していては知り得ない技術。それを把握しておくことで、今後似顔絵を見た時の印象が変わるかもしれません。

その1つ1つが新しい事件の解決に繋がることを祈って、この記事を終わらせて頂きます。この記事が何かの一助になりましたら幸いです。

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