表現活動

正直、アニメ系の記事はブログ"商材"としては下の下と言わざるを得ない

投稿日:2019年11月19日 更新日:

 

2019年はアニメの感想やレビュー記事がネットで評価を受けることが多くなり、主にそちらにかなり熱意を注いだ年になりました。

このブログは広告収入によるマネタイズも試みている都合上、多くの方に記事が読まれるようになったことで一定の収益が出るように。とてもありがたいことです。

ただブロガーをやっていて思うのですが、そもそもアニメ関係を密に取り扱ってマネタイズしているブログは非常に少ないです。ゼロではないですが、探さないと見つからないレベルでしょう。

ブログは基本的に情報発信を主とした文化圏であり、その内容や書き方にも独自の文化があります。収益化を考えていくと、一定のセオリーに基づいた形式を取らざるを得なくなります。そしてそういったものは、どちらかと言うとSNSなどでは嫌われています。

正直、僕はそういったものにかなり疎いままにブロガーをやっていますが、書き連ねて分かってきたことも沢山あります。

その中で、今回はあえて「アニメ系の記事はブログ商材として下の下」という部分を取り扱って書いてみようと思います。

商材=お金を稼ぐための題材です。
ブログでお金儲けを考えた際に、アニメ系の記事があまり効率的ではない理由を書いて行きます。決して僕自身が価値がないと思っているわけではありません。

よろしければお付き合い下さい。

熱意と時間とクオリティが必要

まず「アニメ系を取り扱ったブログ自体は沢山ある」という前提から話を始めましょう。

アニメ好きな人=オタク層は、自分の作品への熱量を発信する場を常に求めている印象があります。ネットはそもそもアニメなどのコンテンツを語る場として発展した側面も大きく、これらの文化はネットと切っても切り離せない存在です。

故に、多すぎます。
特に収益化などを考えずに、ただ好きな作品への熱意を発信している人は滅茶苦茶たくさんいるのです。ブログではなく、TwitterなどのSNSだけでも凄まじい熱量を感じられる発言を集めることができるので、ブログでアクセスを集めるのが非常に難しい。

それを上回る内容量、読みやすい文章力に人を惹きつける魅力、見た目に読みやすい構成や編集を施して初めてブログ記事として価値が生まれるため、執筆に相応の積み重ねや力量が求められる上に、熱意と時間を込めた記事を常に作成し続けなければなりません。

僕は好きで好きで仕方ないジャンルなのでそういうことに注力ができますが、ビジネスとして参入するにはあまりにもハードルが高すぎる。

努力は熱中に勝てないのです。
その茨の道をわざわざブログで切り拓くより、洗練された情報を提供する記事の執筆に注力した方が、結果的にお金を儲かります。

だから、商売でブログを始めようと考える人はまずこの分野に手を出しません。これがアニメ系ブロガーが少ない大きな理由だと考えています。

余談ですが、こういった観点からエンタメ系のライター募集はあり得ないような低価格で出ていることが多いです。「タダ同然でもお金が貰えないよりは…」と考える人がいるからです。Twitterなどだとイラストレーターの搾取の話題はよく出ますが、文章でも同じような環境はありますね。

訴求範囲が狭い

第二に、アニメ系の記事は極めて訴求範囲の狭い商材だということが挙げられます。

オタクという勢力は決して社会の多数派ではありません。オタク向けアニメ映画の興行収入は、大ヒット作でも20億程度が関の山(それでも邦画基準では十分凄い)ですが、ジブリや深海誠作品のような世間一般を広く取り込める作品は100億や200億に上ります。

ブログ商材として適しているのは、平たく言えばこの興行収入200億を狙って行けるような規模のジャンルです。

例えばスマホの有用な記事を書けば、国民の半数以上が求めるかもしれない記事が書けます。衣食住といった全ての人間が欲する可能性がある知識の記事を書けば、より多くの人にアクセスしてもらえる可能性があるわけです。

一方でアニメを熱心に扱ってもその1/10程度の人にしか訴求できず、1つの作品を熱心に取り扱えばそこから更に極端な需要にしか答えられません。

熱量を懸けた上でアクセスが頭打ちになるような題材は収益化に適しているとは言えず、やはり扱うジャンルとしては敬遠される傾向にあります。

しかしながら、人気ジャンルはそれだけ牌の奪い合いが激しいということで、ほぼ市場が出来上がっているブログ文化でその穴を掻い潜るのはどんどん難しくなって行くでしょう。

結果として、極端な少数需要に尖らせて行くこと自体はブログビジネスにおいて非常に重要な選択となりますが、上記した通りアニメ系ブログは収益化に臨んでいるブログが少ないだけで総数自体は多いのです。

その辺りを複合して考えると、取り扱う人が少ないのは自明と言えるでしょう。

収益を得ることだけを考えた場合

次が最も重要なのですが、オタク層はネット文化を育ててきた人達の集まりであり、ネット上を生き抜く上での集合知が共有されている印象があります。ネットリテラシが高いということです。

率直に言うと、この層は広告を踏みません。
僕自身、他人のサイトの広告はあまり踏みません。

ブログは滅茶苦茶悪い言い方をすると、リテラシが低い人に広告を踏ませることで儲けを出すビジネスです。

なので、SEO対策(検索で上位に表示される工夫)を施し、広告を踏んでもらえるレイアウトと題材を選ぶのが最重要。そういったマネタイズブログは世の中にたくさんあります。

総じてSNSではクソブログと揶揄されていることが多い印象ですが、その印象が共有できるということは「皆どこかで見ている」ことに他なりません。その中の一部が「離脱する際に広告を踏んでいる」としたら、商売としては成功です。

悲しいですが、ブログは「アクセスはされるが読まれない記事を書くこと」を意識するのが一番儲かります。主題と全然関係ない情報を無駄に盛りまくっているブログが数多存在するのはそのためです。あくまで収益を得るのを目的に記事が書かれています。

一方でアニメ系の記事は、質の高いものでないとほぼ読まれない上に、質の高いものは皆さんしっかり読まれて満足して帰って行かれます。これは大変素晴らしいことですが、ビジネス的に例えるなら、無課金ユーザーしかいないソシャゲのような状況です。

僕個人はこの事実を書き手として非常に誉れ高いことだと思っているし、頑張って書いていることに何の後悔もありません。楽しんで書いているし、自分に箔を付ける記事を書いていると思っています。

ただ、収益化という部分だけを切り取ってブログ文化に当てはめて考えると「滅茶苦茶頑張って書いても儲からない」という事実だけが残るジャンルなのも分かっています。恐らく僕のブログは総アクセス数に対する収益は、平均を下回っていると思います。

だから自分がこのジャンルで評価を受けるようになって、より「やっぱりこのジャンルはお金儲けには向いていないな」と実感できるようになりました。

他にもアニメブログは、旬を過ぎると一気にアクセスされなくなるのもネックですね。放送中は良いんですけど、賞味期限は長くて半年くらい。継続性が低いのも難点なのかなと。

あと表示される広告がそのアニメと関係のないものだった場合、まず興味を持たれません(ダイエットブログならダイエット系の広告が出るので踏まれる)し、アニメ系の広告はクリック単価も低めと言われています。

総じて商材としては弱点が多く、見向きされないのも仕方がないという感じ。

もちろん僕は文章が書きたくてブログをやっていますし、今後もそれに全力で挑みます。元々このブログを始めた時にやりたかったことは、できるようになりました。その上で収益化を意識した記事も積み重ねて行きたいですね。

おわりに

この記事はあくまでも「商売として考えると」という内容で書いています。

アニメ系ブロガーとして理解できてきたブログ文化の性質を客観的に書いている記事であって、僕個人が「金儲けにならないから意味ない」と感じているわけではないということは改めて明記しておきます。

そんな中で、こういう煽るタイトルにするのもブログ運営では重要。最近は煽情的な表現をするのがベターという認識もより広まってきているので、僕も「マジ全人類が驚嘆する発見をしてしまったんが」みたいな書き出しの記事を量産したいと思います。冗談です。googleのタイトル表示文字数の関係で何の記事か分からなくなります。

ただこれからの時代、いわゆる質の高い情報を提供することでお金を儲けるブログは、頭打ちが来ると思っているんですよね。10年くらい前から識者が皆言っていることですが、これはマジで来ると思います。

綺麗な記事を書くだけなら近い将来AIで行けるようになりますし、そうなったら泡沫ブログに生き残る道はありません。今後は相当にオリジナリティの高い文章を書ける人じゃないと、書き手を名乗れなくなるのではないでしょうか。

何より情報系のブログを書いている限りは、書き手として名前を覚えられることはありません。僕は長い目で見て自分自身にコンテンツ価値を付与できる活動がしたいですし、多くの人に「はつ」を知ってもらえなければ意味がないと思っています。

そのために広告収入以上の価値が、他人に評価される記事には眠っていると考えています。具体的にはもっと良い仕事に繋げるサンプルになったりとかね。

それ以前に、ここは茨の道を突き進んで「アニメ系の超長い感想記事で収益を出したブログ」には変わりありません。その道で1つの功績を得ることができました。ありがとうございます。今後とも全力で茨の道を行こうと思います。

ご縁がありましたらお付き合いよろしくお願いします。良い文章をたくさん書けるようにガンバルゾー!

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