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名前の由来が特徴的な男性アーティスト10組【ヒゲダン、King Gnu、米津…】

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ここ数年は邦楽がすごい。
今までにも増して様々なアーティストが活躍するようになり、全く新しい音楽性を持ったアーティストがめきめきと頭角を現し始めました。

それに伴って気になり出したのが、彼らの特徴的な名前です。音楽性の多様化に伴い、バンド名の方向性もより大きく拡がりました。

パッと見でどう読むのか分からないようなバンド名から、「どちらが曲名ですか?」と聞きたくなるような長いバンド名まで。でも何となく耳に残っていたり、1回見たらなかなか忘れられない。そんな不思議な魅力を持った名前のバンドが揃い踏みです。

今回はそんな特徴的なバンド名を持つ男性アーティストの中から、主要な10組の由来を新旧織り交ぜてお届けします。

お目当てのバンドの由来と含めて、今をきらめく彼らの名前を全てチェックしちゃいましょう!

King Gnu

出典:https://kinggnu.jp/

キンググヌーではなく「キングヌー」。
2019年1月のメジャーデビュー以降、破竹の勢いで人気を拡大しているロックバンドです。

Gnuとは動物のヌーを意味する英単語。
ヌーは春から季節をまたいで少しずつ個体が合流し、最終的に大きな群れを作る習性を持っています。

バンド名を付ける際にそのヌーの「群れになって行くイメージがロックバンドっぽいから」などの理由でこの名前になったそうです。頭にKINGと付くのは、より大きな存在になって行きたい意思表示の表れです。

King Gnuは2013年から2017年まではSrv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)という名前で活動しており、その間にメンバー変更などを挟みながら今の形の活動に至っています。メジャーデビューは最近ですが、活動期間は長いバンドなのです。

Mr.Children

出典:http://www.mrchildren.jp/

言わずと知れた国民的ロックバンドのミスチル。
そのバンド名には「大人のようであり子供のようでもある」といった意味が込められています。

…という理由は実は後付け!(衝撃)
元々はメンバーが「Childrenという言葉の響きに惹かれたから」と言われています。物すごく単純な理由ですね。

しかしChildrenの単語だけでは「大人になった時に困るのではないか?」と思い、頭に真反対の意味である「Mr.」を冠したバンド名を思い付いたとのこと。

後に特徴的なバンド名の由来を聞かれることが多くなり、「バンドのプレゼンを上手くできるようにした方が良い」と言われたことから上記の理由が後付けされました。

メジャーデビューから25年以上が経ち、メンバーが「Children」を気に入った理由やMr.を冠した理由については諸説あるようです。当初はプロデューサーが「本当にこれで良いのか?」と再三確認したという逸話も残っています。

Official髭男dism

出典:https://higedan.com/profile/

通称「ヒゲダン」。
今が旬、令和を生きるロックバンドです。

"おふぃしゃるひげだんでぃずむ"と読みますが、読み方が分からずに「ひげ…おとこ…?」となってしまうのは誰もが一度は通る道ではないでしょうか。

バンド名には「髭が似合う年齢になってもこの4人で最高の音楽を」という意味が込められています。

しかし彼らもミスチル同様に意味よりも字面を最優先に考えていたようで、「音の響き」と「見た目の印象(漢字とアルファベットの混合)」からインパクトの大きい「髭男dism」を採用。

それだけだとしっくり来なかったため、頭にOfficialという単語を冠してこの名前に至ったんだとか。ですので「Officialには本当に何の意味もない」そうです。

実際、現代ではインパクトの大きいバンド名のアーティストがブレイクするパターンも多く、名前は重要な要素の1つとなっています。

同じ語感優先のネーミングでも時代が変わるとこんなにも着地点が変わる。「ミスチル」と「ヒゲダン」を見比べることで、そんなこともよく分かって面白いですね。

RADWIMPS

出典:https://www.universal-music.co.jp/radwimps/biography/

「君の名は。」や「天気の子」など、深海誠監督アニメ映画作品に楽曲提供をしたことで一躍知名度を上げたRADWIMPS(その前から元々音楽界隈では有名な存在でしたが…)

「ラッドウィンプス」と読む彼らのバンド名は「radical」と「wimp」の2つの英単語を組み合わせた造語となっています。

前半の「radical」は英語圏で「rad」と略されて使用されるスラングで、「イカす」「カッコいい」といった意味合いで使われていました。そして後半の「wimp」は「弱虫」という意味を持つ英単語です。

これらを組み合わせて生まれた「RADWIMPS」は「かっこいい弱虫」「見事な意気地なし」「マジスゲーびびり野郎」という様々な訳し方で表現されています。

バンド名を付ける際に「人間は1つのもので成り立っているわけではないことを表現したかった」という意志があったことが語られています。カッコいい曲に乗せて少しダウナーな歌詞を歌うことが多い、実に彼ららしいバンド名と言えそうです。

ちなみに「rad」も「wimp」もアメリカでは既にほぼ使われることはなく、いわゆる死語となっているようです。流行の移り変わりがあるのは日本の若者言葉と変わりませんね。

WANIMA

出典:https://wanima.net/biography/

メロコアバンドでありながら、その分かりやすく前向きな音楽性で幅広いファンを獲得したワニマ。

バンド名はシンプルで、メンバーの名字を1文字ずつ採用しています。

内訳は「藤原のWA」「西田のNI」「松本のMA」となっており、ドラムのFUJI(藤原)さんだけが頭文字ではなく3文字目が採用されています。

これはFUJIさんが加入する前に担当していたドラマーの頭文字がWAだったからで、当初は3人の名字の頭文字をそのまま取ったものだったそうです。

メンバー変更でFUJIさんが加入した際に、バンド名も「FUNIMA」にするか検討されましたが、「さすがにそれはないだろう」ということで便宜上「藤原のWA」を取ったことになりました。

特徴的なバンド名は話のネタにもなりやすいらしく、打ち上げなどでは「ギリシャ語で○○という意味」などのジョークを信じさせて笑いを取ったりしているなど、お茶目なエピソードも残っています。

back number

出典:https://backnumber.info/feature/profile

キャッチーなメロディと強い共感を生む歌詞で、絶大な人気を獲得しているバックナンバー。どことなく後ろ向きで情けなさを感じる言葉選びが、現代の若者の恋愛観を象徴しているようです。

バンド名には「元カノにとって自分は型遅れ(back number)である」という衝撃の意味が込められています。

これはボーカル担当 清水さんの「彼女をバンドマンに取られてしまった」過去の苦い思い出を元にして付けられた名称とのこと。物すごく個人的な"感情"が表に出まくっています。

そもそも清水さんがバンドを始めたキッカケがこの経験によるもので、「バンドマンになれば彼女が戻ってきてくれるのではないか」「自分もバンドマンになって見返してやりたい」と思いながら立ち上げたのがこのback numberです。

結局その元カノが戻ってくることはなかったそうですが(悲しい)その経験が巡り巡って今の彼らを創り上げたと考えると、数奇な運命を感じますね。

そんな由来を知って彼らの音楽と向き合うと、また違った味わいがありそうです。

wacci

出典:https://www.sonymusic.co.jp/artist/wacci/profile/

"新世代の想食系ワンルームミュージック"を奏でる、今話題沸騰中の5人組バンドwacci(ワッチ)。感情を揺さぶる詩と曲の組み合わせに魅了される人が後を絶ちません。

彼らのバンド名には「わたしたち」という意味が込められており、その頭文字と最後の文字を取って「ワッチ」と名付けられました。「わたしたちで1つの輪を作る」ことをコンセプトにした名前です。

口に出す時、頭にアクセントを置いて「ワッ↑チ↓」だと読まれがちですが、実は「ワッ→チ→」と平板で読むのが公式設定。これから輝きを増すであろう彼らの名前を、正しい発音で覚えてあげてください。余談ですが、平板で読まれがちなB'zと逆パターンになります(ビィ↑ズ↓が公式)

実はメンバーの全員が30代後半と、ここ数年で知名度を上げたバンドの中では遅咲きにくくられる存在。結成も全員が20代後半頃(その前はメンバーそれぞれが違うバンドで活動)と、活動期間も決して短くはない音楽人です。

そんな経験豊富な彼らだからこそ、とても情緒的で繊細な音楽を奏でられるのかもしれません。今後、より注目して行きたいバンドの1つです。

UNISON SQUARE GARDEN


出典:https://unison-s-g.com/profile/

有名アニメとのタイアップで火がつき、現在もライブ感を大事にした展開でファンを拡大し続けているユニゾンスクエアガーデン。独特の音楽センスとハイトーンボイスで、彼らにしかできない独特な世界観を創り上げています。

そのバンド名の由来は「何となく」という最もアバウトなもの。「何の意味もない」と公言されています。

ただボーカルの斎藤さんの斎(斉)の字を使った音楽単語である「斉唱=UNISON」を使った3単語のバンド名にしよう!ということはあらかじめ決まっていたそう。あとは言葉のリズムで「SQUARE GARDEN」が採用されました。

3単語にした理由は斉藤さん曰く「"ユニゾン"というカタカナのバンド名がダサいのは分かっていたので、後ろに言葉を付ければ何とかなるのではないか」と思ったとのこと。

実はニューヨークに実在するアリーナ会場「MADISON SQUARE GARDEN(マディソンスクエアガーデン)」をもじった名称になっており、ミュージシャンの中には馴染み深い人も多い組み合わせの語感。

しかしそこに何か強い意味を込めたつもりもなく、本当に何となく決まったバンド名に違いはないんだとか。

メッセージ性の強いこだわった音楽で知られるユニゾンですが、そのバンド名の方は意外にも「何の意味もない」というのが面白いですね。

ONE OK ROCK

出典:https://www.oneokrock.com/jp/about/

圧倒的な演奏力と洗練されたロックサウンドで、今や日本発の世界基準バンドにまで成長したワンオクロック。読みは英語で1時を意味する「1 o'clock」と同一ですが、スペリングは独自のものを使用しています。

これは結成当時に練習スタジオに入る時間が深夜の1時からであることが多かったことに由来します。格安で借りられる深夜パックが深夜1時からの適応だったからで、若かりし頃の彼らを感じられるエピソードです。

そこから「自分達の始まりはいつも1時から。ワンオクロックだ」と言うようになり、その言葉に含まれる"ロック"の部分をフィーチャーする形で今のバンド名が付けられました。

そこには「1つの(ONE)良い(OK)ロック(ROCK)」という意味が込められています。

ちなみにRとLの発音の違いから、英語圏においてこのバンド名を「ワンオクロック」と発音するのが非常に難しいため、海外では「ワンオーケーロック(One Okay Rock)」と呼称することに統一されています。

実際のバンド名で彼らのことを呼ぶのは、日本人とコアなファンだけなのです。

米津玄師

出典:https://www.sonymusic.co.jp/artist/kenshiyonezu/profile/

平成が生んだ怪物。
インターネットから下積みを始め、今や国民的歌手にまだ登り詰めた個人アーティストの米津玄師さん。

すごく特徴的な名前ですが、実は芸名ではなく本名なんです。

このように本人が証明もしています。

下の名前は「"げ"んし」ではなく「"け"んし」と読み、濁らないのがポイント。一般的に「玄」の読みを疑うことはありませんので、ずっと間違えたまま覚えている人も多いでしょう。何故「げん」ではなく「けん」なのかは、本人も親に確認したことがないから分からないそうです。

雑学ですが、「玄」という字には正式な読みとして「けん」が登録されており、決して間違った読みではありません。しかし日常生活で使う言葉で「けん」と読むことはなく、ほぼ人の名前でのみ利用される読みのようです。

字面だけでなく読みも少し特徴的な米津玄師さんは、その名前のおかげで「自分は特別な存在なんだ」と思い込めることもあったと言い、10代の頃から自信家だったとされています。

類い稀な才能を持っている彼ですが、その上で自信を持って積極的に行動したからこそ今の地位を掴めたのだと思います。

その前向きに頑張り続けて来られた理由の1つがこの本名にあるとしたら、やはり名前が人に与える力の大きさは計り知れないものがあると言わざるを得ません。

おわりに

有名男性アーティスト10組の名前の由来をまとめました。

こうして見てみると、意外にもバンド名に特別な意味を込めているバンドばかりではないことが分かります。

しかし意味のある内容や言葉を採用していなくても、どのバンドも個性的でキャッチーかつ、頭に残るような名前を採用しているバンドばかりです。

何より語感や読みのリズム感などが秀逸で、やはり"音"に精通した者にしか考え付かないオリジナリティが存在するのが分かります。音楽という自由な風土で成功を収める彼らのセンス・型にはまらない魅力は、名前にもしっかり表れているようですね。

「名は体を表す」と言うように、最初は特に意味を込めなかった名前でも、時を重ねることで特別な意味を持つものへと変わっていくもの。

そんな特別な存在となった彼らの"原点"を、こうして確認してみるのも面白いですね。皆さんも自分の好きなアーティストの名前の由来や結成当時の話を是非調べてみて下さい。きっとまた1つ、見る目が変わると思いますよ。

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