表現活動

批判と悪口は違う?上手な批判を覚えて「良い文章」を書こう!

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文章を書く上で、最も重要なのは褒めることという記事を前回書きましたが。

批判することも同じくらい重要です。

文章を書けない人は何かを批判することをまず覚えた方が良い。これは僕の自論ですが、トレーニングという意味合いで文章表現を考えるのであれば、これは絶対的なことだと思います。

しかし批判を重ねるというのはそれだけで鋼のメンタリティが必要と言えます。誰かに嫌われる可能性と常に隣り合わせですから。

ということで、この記事では文章力向上に繋がる「上手な批判の方法」を書いて行きます。

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悪さには必ず理由がある

物事の悪いことというのは良いことよりも遥かに明確なものです。良いことの多くは感覚で捉えるものですが、悪いことにはそう足らしめる事実が存在します。

例えば、自分の考える「良い人」を考えた時、思い浮かぶ人は、親切であるとか、文句を言わないだとか、怒らないだとか、そういった主観的な気持ちの良さが入り混じります。
しかし「悪い人」を考える場合は、誰かを殴ったとか、暴言を吐いたとか、何かを盗んだとか、そういう他人にかけた迷惑が形となって表れていることが圧倒的に多いはずです。

悪いところには理由があり、基本的にそれの何が悪いのかを考えて分からないということはありません。分からないということは、そこにまだ考えが及んでいないと判断して良いかと思います。

悪いところが分かれば、それを正すことができます。
それがポジティブな意味での「批判」です。

何かを批判するのは、「何故」を追求し、現実を紐解いていく過程に存在しているもの。よってこれは「的確に物を言う」能力を養うことに繋がります。本質的に物事を見て、何が正しく何が間違っているのかを語るには、批判という行動が必要不可欠です。

一つの物事をまとめ上げて文章にする練習には、批判をテーマにするのが最適です。

「理由はどうあれ、何かを悪く言うのは良くないことだ」
という認識の方々もいるでしょうが、悪いものを悪いというのは当然のこと。

正しい内容を正しく書けば、それは間違いを正す行い=是正になります。一定の支持者はそれによって獲得される。批判を過度に恐れる必要はないのです。

では、どのようにして批判することが、是正となるのか。
それを次の項で書いて行きます。

悪いこと(事実)と悪口を別に考える

批判の際、最も気を付けなければならないのは、批判のつもりが悪口になっているという状況です。

悪いところには理由がありますが、それを指摘する自分自身は、事実よりも憎悪や嫉妬などの感情を依り代にして動いていることは少なくない、寧ろ非常に多いです。
こうなってしまうと、自分自身は正しいことを言っているつもりでも、周りから見ると鬱屈した感想を述べているようにしか見えなかったということは起こり得ます。

これはどんなに卓越した能力を持った人間であっても、決してゼロにすることはできない問題でしょう。だからこそ、今自分の発言していること、書き込もうとしていることが「悪口」ではなく、誰が見ても「悪い事実」であるのかどうかを一歩引いて考える必要があります。

具体的に言うと、「事実」とは行動や結果を示していることが多いです。
対して「悪口」は、人格批判であったり、憶測や予測を元にした発言が大半です。

何かを貶す時は、その根拠が現実に存在しているのか、それとも自分の頭の中にしかないのか、それを意識して考えてみると良いかと思います。

もう一つ加えるなら、その事実を沢山の人が批判しているかもチェックしておいた方が良い。
批判が少ないということは、多くの人はそう思っていないということ。
極端な少数派は正しくない集まりであり、その批判は悪口になってしまう結果を招きます。

これは頭で感情をコントロールすることと言って過言ではないでしょう。
何かを褒める場合も感情のコントロールは必要になりますが、批判の場合は、コントロールした先にこういった「正解」が存在しているというのが大きな違いです。
得られる結果が明確であることで、褒めるよりも自分の発言を客観的に見られるタイミングに巡り合える可能性が高くなります。

これが批判することの意味なのです。
文章を上手く書くには、書くことが決まっているというのは大きなメリット。

そして、多くの人に求められる「書くべき文章」というのは、なるべく物事の本質に迫る内容であってほしいもの。

批判はそういった物を書く土台になってくれるものなのです。

言いたいことを正確にまとめるノウハウ

悪いところには理由があり、批判はその理由を語る行動です。
それを誰かに伝えるには自ずと話の構成力が要求されてきます。

例えば、「あの作品Aは面白くなかった」という批判をするとします。それに対し「どこが良くないの?」と誰かに問われた時、「全体的に詰まらない」という答えでは相手はきっと納得してくれません。

納得してもらうには具体的な理由が必要。例えば「脚本が良くない」と言えば一部の人達は一定の理解は示してくれるはずです。しかし、それを好きな人にとっては到底理解できない内容となってしまいます。

なので、これをより明確な内容に切り替えます。

「脚本が単調。しかもラストに向かって説明のなかった新設定が出てきてついて行けない」

と言われると「なるほど」と思う人の割合は増えるでしょう。
「貴方には賛同できないが言いたいことは分かる」という人も出てくるはず。

説得力のない批判は、いくら事実であっても悪口になってしまう。
そのため、悪い理由を複数探し、それを相手に伝わるように整えて語ることが必要不可欠。

批判は相手に伝わるように書くことができないと、「変なことを言う奴」という烙印を押されかねません。これも褒めることとの大きな違いの1つでしょう。褒めることは拙いものでも、相手を不快にすることはよっぽどありませんから。

何かを悪く言うということは、自分が悪く言われることと表裏一体。
質の悪い批判を重ねていると、当然周りから人が逃げて行きます。

だからこそ、自分の発言に慎重になる。
書く文章にも必要最大限の情報を書き込むようになるかと思います。

批判を繰り返していると、書けることがどんどん増えて行く。
内容も精査されて質の良い文章が書けるようになるというわけです。

相応に失敗もあり、後から「なんで言ってしまったんだ」と思う日も必ずあります。
僕も未だによくあります。

でも、それもまた大事な試行錯誤の賜物。
後から考えれば言うべきではなかったことを積み重ねることで、信頼性の高い情報だけを発信できるように洗練されていくのは間違いありません。

文章の正しい構成方法というのは沢山ノウハウがあることでしょう。
しかし、「自分の言いたいことを正確にまとめるノウハウ」はどこでも学べません。

批判という方法論は確実にそれを自分のものにする近道となるのです。
そして物事を褒めるにもそれは絶対必要になる技術です。

良い褒め方をするには、良い批判の仕方も身につけて然るべき。
臆せずチャレンジしてほしいと思います!

まとめ

正しく批判することの重要性を語って参りました。

これだけ話をしても、それでも批判は悪いことで批評家は悪口で飯を食っているという認識が消えない人は沢山いるのだと思います。

批判という行いはそれだけ自分を嫌う人、敵を作ってしまうリスクは高く「こんな人だとは思わなかった」という1撃で縁を切られてしまったとしても文句は言えない行いです。

今回の記事でご紹介した内容は、効率的ではありますが、その内容を読んで喜ぶ人ばかりを周りに集める手法ではありません。裏で誰かに失望されているかもしれない。その恐怖は拭えないものです。

でも、僕はそういうことを書いても自分の周りにいてくれる人、それを読んで「面白い」とか「考えさせられる」とか言ってくれる人は本当に大切にすべき人達だと思うのです。

文章を書くとは、極端な話、褒めるか貶すかの二択でしかありません。
結果として、書きやすい「貶す」方の話を書くことが多くなってしまうと思います。

だからこそ、前回記事で紹介したような褒めるノウハウが絶対的に重要になるのです。
そしてそのベースとなる技術の下地は、批判の方に多く含まれていると言えるでしょう。

良い文章を書くにはどちらも必要な要素。リスクだらけの批判ですが、リスクを乗り越えた先には、より素晴らしい技術と人間関係が残るのではないかと思います。

「正しい批判」を意識して、文章力向上を目指して行きましょう!
それではまた!

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