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『キンプリSSS』1話感想 TV放送を意識した「はじめてのキンプリ」感に抱腹絶倒!

更新日:

祝!『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』公開!

前作から約1年9ヶ月。
3/2(土)より満を持して公開された『キンプリ』最新作です!

僕も早速見て参りました。
おさらい(応援)からの最速上映は最高だったぜ!最速上映会の良いところは「場内の全員が何も知らない」というのが確定しているところですよね。思わず笑ったり突っ込んだりしても、皆だいたい同じだからという安心感。次の機会には是非お試しください。

ちなみに僕がどんなレベルのファンであるか知りたい方は、この辺の記事を読んでもらえると嬉しいです。男性ガチ勢ですよろしくお願いします。

『KING OF PRISM』をまだ観ていない方へ!30回通った漢の『キンプリ』丸分かり解説

【キンプリ】男だが『KING OF PRISM』の上映に10回以上足を運んでしまった話

そんな『キンプリSSS』ですが、あまりに最高の出来だったので1話ずつ感想をしたためようと思います。まだ一度しか見れていないこともあり、拾えない部分も多いかとは思いますが、是非楽しんで頂けたら幸いです。

ここからはネタバレ全開で書いて行きますのでご注意くださいませ!

俺の「#キンプリみたよ」記事始まるぜ!

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進化した「家で見るプリズムアフレコ」

第1話はプロローグ回。
『キンプラ』から『キンプリSSS』を繋ぐストーリーが前説的に描かれていましたね。今回はTVシリーズとしての展開がメインとなりますので、1話辺りに与えられた時間はOPEDを抜けば賞味20分強とコンパクト。この時間をどう使って新規視聴者の心を掴みに来るのかが1話最大のポイントだと思っていました。

ド頭から復活したOver The Rainbowの「虹色CROWN」によるプリズムショースタート。全体的な構成として初作となる『キンプリ』のスタイルを基軸に、よりパワーアップさせたインパクトで勝負しにきた感じでした。

曲に乗せて一条シン君の語りによる登場キャラクターの紹介。こういうダレやすいシーンも音楽に乗せると何となくリズムで見れる、というのが音楽を取り扱った作品の長所ではないかと思います。シリーズファンにとっては、このパートで初めて実家や家族が見れたキャラも数多くいたこともあり、最初から驚きの連続だったなと。

個人的に気になったのはやはり、シン君に普通に両親がいたこと(実の親かは分からないが…)とレオ君のヤバすぎる実家。あとはガッツリ描かれた涼野家の仲良さそうな食事風景と集合写真でいきなり感極まる事態に。

その後はオバレのショーでは最早おなじみとなった「プリズムアフレコ」の時間。待ってましたと言わんばかりの我々を待ち受けていたのは、前作や前々作を遥かに超えるレベルの狂気映像でした。「酔っ払いすぎちゃった~」ではないのである。台詞が長すぎる。

しかも大人になったRL娘達を相手にするというのも相当アレである。今作のアフレコは完全一人称視点でスタートするというのが映像的なポイントだと思うのですが、部屋に行ったところから三人称視点に切り替わることによって、あの背丈であんちゃんの髪型の女がいきなり画面に映る、というインパクトもなかなかのものがあったと思います。

カヅキとヒロに至っては内容自体は「らしい」感じであり、シチュエーションが狂ってることを除けばまぁ分かるのですが、コウジは映像的な強さを優先するあまり最早意味不明である(しかも台詞の口調が涼野いとそのものであり、コウジといとは付き合っているという事実を全面的に主張して行くスタイル)アメリカで何かあったのかな。

そして今作のアフレコで最も特筆すべきはやはり「TVで流れることを意識している」ことではないでしょうか。何を言っているんだこいつと思われても仕方がないが実際そうなのである。

シチュエーションが深夜に家で1人で見ることを想定している(と真顔で監督が言い出す気がする)としか思えないのはもちろんのこと、前作までと確実に違うのはアフレコのシーンが無音ということです。曲に乗ってません。

つまりあれはあくまでも自宅でゆっくり浸ってもらうことを意識して作られた演出であり、映画館で勢いで流し見する映像として用意されたものではない。というのは火を見るより明らか(※明らかです)

これは製作陣による「今作は映画ではなくて、TVシリーズとして創られたものを映画館でも流していくんだよ」という改めての意思表示だったのはないでしょうか。良いですね本気を感じますね。お酒は20歳になってから!!!!

「公道での2人乗りは禁止だよ」で全てを持って行くことで一大ムーブメントを生み出した初作のテンポ感をそのまま利用。既視感がありつつもよりパワーアップを感じる構図によるゴリ押しです。

当然ながら「今期はこれをチェックしてみるか」という軽い気持ちで何となく見る人達が大勢いらっしゃるはずですが、あの映像を見て何を思うのか本当に気がかりです。「(アドリブ)」をTVの前でいきなり要求される人達の顔が見てみたい。4月にその感想が見れるのが楽しみですね。

随所のパワー映像が光る設定解説のコーナー

冒頭で「よく分からんが何だか面白そう」という雰囲気を作り出したら間髪入れずに謎のエヴァパロサブタイコール。パッと見でサブタイが分かるオリジナルのスタイリッシュさを台無しにするごちゃごちゃ感で視聴者の頭をゴリゴリ削ってきます。ありがとうございます。

その後は設定とストーリー進行(休憩)のターン。
この辺りの創りも初作に通ずるところがありますね。今作は、初作の雰囲気を感じさせるアプローチがかなり多く盛り込まれており、改めて「初めての人向け」を意識しているのが分かります。

過去作を知っている人は単純に「お~」ですし、知らない人はとりあえずスルーでも良いパート。初めて『キンプリ』を見た時は「オバレのショーを噛み砕く時間」だったと思います。初見さんはだいたいそんな感じでしょう。

レオ君がシン君のこと好きすぎだったり、モヒカン軍団久しぶりって感じだったり。皆がプリズムショーの話をする中、頑なに飯の話しかしないミナトママが気になった。彼はスタァとしてどんなストーリーを見せてくれるんだろうか。

あと普通にベルローズが滑ってるのは良かったですね。
久々にあの格好見たなぁ変わってないなぁという感慨。エーデルローズ女子部ってベルローズって名前で独立してたんですね。

それとやっぱり後半の見所は良い大人たちの良いケツがたくさん見れるところでしょうか。謎の作画。ちょこちょこインパクトでゴリ押してくる。視聴者に息つく暇を与えない話創りこそが菱田イズムの真髄。ここの風呂は悪くねぇ。

このシーン、何だかんだ言って様式美にはこだわり続けてきた法月仁が、ただ「派手なら何でも良い」というイメージの下卑た仮面をつけてしまっているのが良いですよね。美的価値観よりもトップに固執する気持ちが前面に出てしまっているのでしょう。今作における仁の余裕の無さが垣間見えます。

『キンプリ』はこういった笑いどころもただ笑わせるだけでなく、細かい演出からキャラクター性を伝えてきてくれるのが面白いところ。短い時間の中で残さなければならないものだけを残して作劇しているので、話的に無意味なものは何もない、という楽しみ方ができるんですよね。大変勉強になります。

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初見の人にも分かりやすい目的となる「PRISM.1」の開催

後半になっていよいよ本題。
爆発するオバレ像(謎の形態変化)の意味不明映像から始まる真のプリズムショーNo.1を決めるPRISM.1のスタートです。不正に塗れたプリズムキングには何の意味もない(世界最高峰の負け惜しみ)

不正はお前だというのは置いておくとしても、ルヰとヒロが同点だったこと、カヅキが規格外で失格になったこと、確かな実力を見せつつも会場破壊行為によって失格になったアレクとタイガなどの存在によって、前回のPKCの結果に納得行っていない層が世間に存在したのは容易に想像できる事案であり、4年に一度のPKC以外の大会が望まれていたとも思います。その層を抱き込んで発足したものなのでしょう。やることが汚い。

映像の勢いでゴリ押したことにより、分かったのはエーデルローズとシュワルツローズが対抗戦をするということくらいですが、実際のところプリズムショーの何たるかを説明するよりも「何かしらの競技でチーム対抗戦を行う」という構図だけを記憶に残した方が作品的にはシンプルです。

「来週からこのアニメは(恐らく前半で見たような)ショーで競い合うアニメになるんだな」ということだけ分かってもらえれば、このスピード感溢れる魅力に引っかかってしまった人達が視聴継続をしてくれるという戦略ではないかと思います。この辺のフックのさせ方は流石『KING OF PRISM』を成功させた監督並びにスタッフ達ではないかと。

引っかからない人はそもそもこのアニメを見ないと思うので、そっちの方向性で全振りしたのは正解ではないかなぁと1人のファンとしては思います。アイドルコンテンツ飽和時代でこの作品に目を留めさせるパワーがある1話に仕上がっているはずです。

おわりに

総じて1話は我々の期待していた『KING OF PRISM』を期待以上に体現してくれた形だったと思います。

『キンプリ』の魅力の1つに「オタクが考える最高の展開をオタクが考える以上のクオリティで創り出す」というものがあると思っていますが、今回も例に漏れてこなかったと感じています。掴みはバッチリ。これで掴めない人は元から掴まらないので仕方がない。そんな1話でした。

当然のことながら過去作を楽しんできた人達で、この1話に文句をつけたくなった人はそう多くないでしょう。分かりやすくマジキチ映像アニメをしていたと思います。色々な作品を見てきましたが、狂気度の高さで言えばやはり最高峰の作品です。

しかし作品としての面白さはもっと別のところにもある。マジキチ映像の裏に隠されたキャラクターの魅力の掘り下げこそがこのシリーズ最大の魅力です。それが発揮されて行くのが第2話以降。新しい『キンプリ』の世界を深く楽しめるのはここからです。

今後も1話ずつ感想を書かせて頂きます。いざ、参る。
よろしければ今後ともお付き合いくださいませ。

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