あんさんぶるスターズ!

キンプリオタクの『あんスタ』ミリしら感想 アプリ編㉚-a「リアクト☆マジカルハロウィン」前編

2020年11月25日

引用元:『あんさんぶるスターズ!!Basic』「リアクト☆マジカルハロウィン」

記事数も30を突破。
そろそろアニメ関連記事を上回る数を書いてきたことになりますね(※文字数はアニメの方が上)

今回取り上げるのは「リアクト☆マジカルハロウィン」。
ハロウィンパーティ関連ストーリーですが、アニメでは一切扱われていない完全初見のシナリオです。

そしてこの㉚は、前後編の2つの記事でお届けします!

非常に初めて知る情報が多い濃密すぎる内容(原作記事内では確実に最多)であり、1記事で全てをまとめ上げるのが非常に難しいため、特例としてこのような対応となりました。

ここまで可能な限り丁寧にやってきたつもりですから、今さら物量の都合でカットというのは忍びない。新しく立ち上がるものは、なるべく取り零しなく書いてあげたいと思っています。

そんな前編は「マジハロ」の中からSwitchにまつわる部分のみを重点的にお届け。

アニメではほぼ活躍が見られなかった彼らのことを、満を持して紐解いて参ります。今回もよろしければお付き合いくださいね。

Switchについて知っていること

アニメ勢からすると、恐らく最も謎が多いまま放送を終えていたユニット。それが今回メインとなって活躍したSwitchです。

原作でも「エレメント」以降で初となるユニット当番回(※日日日先生執筆のもの)であり、「マジハロ」は初回にして一気に彼らの関係性を掘り下げて行く内容でした。

メンバーである青葉つむぎと逆先夏目は「エレメント」から連なる関係。2人のキャラクター性の骨子は理解できていますが、当時と現代とでは考え方や人間性が変化しているのは間違いありません。2人が行動を共にすること自体、1年前からすればあり得ないことでしょうから。

一応2人が結びついた理由はアニメで触れられているものの、その前後の出来事や感情の描写は伏せられたまま。彼らの関係も想像・憶測の域を出ていません。

さらにもう1人新メンバーとして加わった春川宙は、ほぼ何も分かっていないと言っても過言ではない状態。アニメで知れたことと言えば、「音に色をあてがえる共感覚の持ち主」「ゲー研に所属している」ということくらいです。上澄みも上澄みと言ったところ。

当然、どうして彼が2人と行動を共にするようになったのかも分かっておらず、そこの出会いについては想像することすらできません。

ですから実質的に「マジハロ」で描かれたSwichの内面は、僕にとってほぼ全て初めて知る情報でした。何だかんだアニメの知識をベースにここまで来ましたから、この感覚は久々ですね。

それを踏まえた上で解釈するSwitchの世界。彼ら1人1人に注目して見て行きましょう。

最年長 青葉つむぎ

Switch唯一の3年生。でも活動の実権はほぼ夏目が握っており、ここでも相変わらず補佐役に回る青葉つむぎくん。

Switchは1~3年生1人ずつによる3人からなるユニットで、ユニット内に同級生という観念が存在していません。『あんスタ』はユニット内でも横並びの関係を大事にしているイメージがあり、学年が完全にバラバラという関係性はそれだけで1つの異質性を孕みます。

さらに言えば最年長者がリーダーを務めていないユニットも『あんスタ』ではSwitchのみ。その構成から在り方まで、他のユニットとは一線を画した存在であると言って良いでしょう。

ちなみに「マジハロ」でもう1本の柱となったValkyrieも(現在は)上下関係のみを持ったユニット。そういう意味で彼らにまつわるお話が、先輩後輩の関係性中心になるのは分かりやすいですね。

より深まる歪み

基本的にはつむぎ自身は「エレメント」を経験しても生き方のスタンスに変わりはないようで、それが逆に不気味に映ってしまう問題児。もちろん彼の中では色々なことが変わっているのでしょうが、あの革命を経ても表面的な部分が一切変化しないのは十分に異常です。朔間零でもおじいちゃんになってしまったと言うのに。

さらに同じ手芸部である斎宮宗と会話するシーンでは特に悪びれる様子もなく対応したかと思えば、「マリオネット」事件に関して「何をしても、たとえこの命を捧げても」償うと言い切ってもいて、とにかく発言の振れ幅が大きすぎるのが恐ろしい。

重々しい発言は乱用すればするほど軽薄に映るもの。つむぎは誰に対してもそういうことを言うタイプなので、パッと見の印象では全くと言って良いほど説得力がないような気がします。

しかし実際のつむぎはどちらかと言わずとも、「本気でそう思っているからそう言う」タイプ。革命に関わって不幸になった人全員に対して心からそう思っているのだと思いますし、本気で全てに対して「命を捧げても良い」という覚悟で発言しているはずです。

人1人で背負い切れるはずのないものを自分だけで何とかしようとしていて、もう自己犠牲というありふれた言葉をあてがうべきかにも首を傾げてしまいます。対他人との感情がぶっ壊れているのは、相変わらずなようです。

変化のキッカケ

そんな中、新たに身を置くようになったSwitchで、つむぎは最年長のメンバーとなりました。リーダーこそ夏目に任せているものの、やはり唯一の3年生というのはまた異なった責任が伴います。

特に2年生にリーダーを任せる以上、つむぎはその年下――夏目が自信を持ってリーダーとして在れるような存在にならなければなりません。

夏目はつむぎに厳しく当たることが多いですが、つむぎに年上としての敬意を持っていないかと言われればそうではないでしょう。それは一歩間違えば"不要な遠慮"に繋がってしまう感情で、最悪はユニットの関係性に軋轢を生む原因となり得ます。

素直に3年生である彼が便宜上リーダーを務めていた方が、色んな意味で"楽"な選択で。あえてそれをしなかった以上、他のユニットではないリスクが生まれてしまいます。

夏目にリーダーというポジションを完璧に真っ当してもらい、最年少である宙には頼れる(安心させてくれる)年上でいること。

それが、Switchにおける青葉つむぎが果たさなければならない役割です。

旧fine時代は全員が同学年だったこともあり、つむぎは立場的に最も弱い存在として振る舞えば良かったと思います。そうやってのらりくらりと周りに合わせて行動するのこそ、元々の彼の得意分野でしょう。

Switchではそれとは完全に真逆。年上としての正しい振る舞いが求められます。そして年上として在ろうとすることが、青葉つむぎの人生観を変えて行く大きなキッカケとなっている。そのように思わせてくれるのが「マジハロ」の物語でした。

さてさて、これから彼がどんな新しい一面を見せてくれるのか。イカれた部分が多いキャラ故に、その期待値は大きくなって行きそうです。

リーダー 逆先夏目

元五奇人にして現Switchのリーダー。占い師としての活動も行っていて、他の学院生からは今でも異質な人間として見られているのは間違いなさそうです。つむぎの項と内容が重複しますが、あえて彼がリーダーを務めることになった理由が、Switchを解釈する上で重要な情報になりそうだなと。

宙に対して「魔法使いは論理的なもの」と説明しているように、やはり「自分が魔法使いとして在るための術を"論理的"に積み上げている」のが彼の本質のようですね。ある意味、努力によって現代日本で魔法使いになっている少年とも言えます。「風雲絵巻」の忍とちょっと近いのかもしれない。

つむぎとの関係性は現状では「エレメント」の前半からさして変化はなく。より互いのことを深いところで理解できるようになっている=信頼関係が構築されていることは分かりますが、やり取りからはまだ大きな関係性の変化は感じ取れないのが正直なところ。

ですので今回Switchとして特筆しておきたいのは、後輩である春川宙の扱いについてでしょう。想像以上に彼のことを溺愛していて、他の者には見せないような空気感と笑顔で応対する夏目の姿が見られました。

1年前に奇人の先輩たちとやり取りする夏目も、宙と対応する時のような無邪気な笑顔をしていたのかもなと想像を馳せたりします。そしてそんな姿もどこかで見られたら良いな、とも。

彼らの出会いとユニット結成の経緯は、そのまま愛し愛されの関係性にも繋がっているのでしょう。

夏目にそう思わせるまでの流れの中で、彼の内に秘めたる人間性に触れることもできるはず。2016年秋からの新規参戦故に、この辺りの事情は2017年以降のお楽しみですね。

最年少で守るべき者として扱われていたあの頃とは違い、夏目もまた年下で異質な才能を持つ宙を庇護する側に回ることになりました。

守られている頃には曇っていた景色が、同じ立場になることで鮮明に開けて行くことは少なくありません。夏目にとって宙との関係は、1年前の答えを得る大きなキッカケにもなるのです。

五奇人に選ばれた夏目

一方であんずとやり取りする時の夏目は、魔法使いとしての雰囲気をMAXで醸し出してくれています。

と言うか、恐らく彼が他人とやり取りする時のデフォルトは"これ"なのでしょう。

今のところ彼が作中でやり取りしているのは、奇人関係とSwitchのメンバーくらい。言うなれば「魔法が通じない」人ばかりです。

だからちょっと動揺していたり素っぽいところが見えるタイミングが多かったのですが、"五奇人"に選ばれた真の(?)夏目はこちらであると解釈すると合点が行きます。アニメから含めて、ここまで逆先夏目のレアケースばかりを眺めてしまっていたということですね。何と言うか...すまん(謎の罪悪感)

第一印象から夏目はどうしても「奇人の末っ子で可愛がられる側」というイメージが強く、彼がカッコよく堂々と振る舞っている姿にはまだ想像が及ばないでいる、というのが正直なところです。

だからこそこれから"元奇人"として、アイドルとしてその才覚を振るう姿に触れて行くのが楽しみなキャラクター。今後とも様々な面で最初のイメージと違う逆先夏目を見せてくれるでしょう。

あんずのこともプロデューサーとして評価しているようで、そのベースにはやはり1年前の記憶の名残があるようです。地獄を経験してきた彼からすれば、彼女の存在は紛れもなく、夢ノ咲学院に差した光そのものなのだと思います。

庇護される者 春川宙

改めて「はじめまして」と言いたくなる春川宙くん。

天真爛漫な一年生で、その明るさはRa*bitsの光とバッチリ競れるほど。ただ彼の発言と振る舞いは「難しいことはよく分からない」というタイプではない様子。他人とは違う目線で物を見て語っているかのような、少しばかりの異様さが感じられます。

注釈しておくと、彼が共感覚の持ち主だということはアニメで把握済みです。しかしちょっとあらぬところを見詰めている空気感は、それと関係なく伝わってくるものだと思います。初見では何となく違和感を覚えるキャラ創りになっているなぁと。

Switchの先輩との関係性は良好で、夏目とはゲー研で共に遊ぶ仲でもあります。出会いはゲー研キッカケだったりするのかも?基本的には誰とでも仲良くできるタイプなものの、上述した雰囲気については気がかりです。

彼は多くの人やものを「色」という概念に例えて話をしていますが、人間関係においてもこの「色」をかなり大きな指標にしているようです。特に葵兄弟を「ふたり一緒にいないと見分けがつかない」と言っている辺りから、「色」に頼っている分だけ外的見聞が疎かになりがちと解釈できます。

そして当然、それは他の人には一切分からない価値観です。その感覚ので少しずつ他人とのやり取りにズレが生じてしまうでしょうし、それで苦労もしてきているのではないかと思います。

特に彼は自分が感じたこと、思ったことをとりあえず口に出してしまう癖?があるようです。

何事も包み隠さず言うことは美徳だとは言え、本当に何でも言ってしまえば大きなトラブルを招く火種にもなり得ます。しかも宙は他人の隠していることも見通せる"感覚"を持っているので、地雷を踏む確率もそれだけ高まってしまうと言えるでしょう。

それを踏まえて、彼のこの明るさがどこから来ているのか。それに注目しなければなりません。

何かがあってこういう彼ができ上がったのか、元々塞ぎこんでいたのが夢ノ咲に来て戻ったのか、それとももっと全く違う理由が存在するのか。

この辺りが春川宙を紐解くキーポイントになりそうだと感じています。

色々"ワケあり"な1年生の中でも、また一風変わった特徴を持つファンシーでフレンドリーな宙くん。アニメでほとんど活躍がなかった彼は、僕の知らなかった『あんさんぶるスターズ!』をたくさん見せてくれそうな気がします。

ハロウィンパーティへ

本来出演する予定ではなかった「ハロウィンパーティ」に、つむぎと宙の思い付きで急遽参加することになったSwitch。

その関係性は、さながら「宙のワガママを何でも聞いてくれる優しいおじいちゃん」と、「口うるさく叱りながらも何だかんだ取り計らってくれるお母さん」という感じ。夏目ちゃんも苦労してますねぇ。

急な話とは言え、Valkyrieと連携して創り上げた彼らのステージはパーフェクト。派手な舞台演出を利用して観客を魅了するSwitchのスタイルは、斎宮の考えるコンセプトとの親和性も高そうです。

今回の夏目はアイドルとして「人を楽しませる」役割に徹しながらも、自分たちとValkyrieの差を意識して気を引き締め直すストイックさを披露。さすが元奇人と言った振る舞いで、観客にエンターテインメントを届けて行きます。

しかしそんな彼らのステージにも1つのトラブルが。宙が体力不足に陥り、歌とダンスを完全に止めてしまっていたのです。

共感覚の持ち主である宙は、人と同じことをしていても何倍もの体力を一気に消費してしまうとのこと。1つのものを感じるのに例えば5倍の感性を利用しているとしたら、頭はもちろん、身体も付いて来れなくなるというわけです。

「ごめんネ、ボクの失態ダ。ボクはいつもこうだナァ、ぜんぶ頭で考えるから現実にそぐわなくなル」

それを見た夏目は、ステージ上で激しく後悔しました。宙が日中に活動していれば、ライブの時間まで体力が持たないのは火を見るよりも明らかなこと。それをリーダーである自分が御せなかったことを、自身のミスだと責めたのです。

1年生である宙が完璧にこなせないことは織り込み済みとは言え、回避できたはずのトラブルを不用に引き起こして良いことにはならないでしょう。

体力面のことに本人が自覚的になるには時間と経験が必要だからこそ、今は上に立つ自分が制御すべき。夏目はリーダーとして、その責任を背負うことは選びました。

自身を論理派だとする夏目にとってそれは予想できた抜け落ちで、カバーできなかったことは純然な失敗なのだと思います。思考で判断する人間ほど、論理のミスには敏感になるものです。

ですが今回の夏目がそのミスを犯した原因は、論理とは違うところにありました。

論理と感情で揺れる少年

「君がさァ、あんまり嬉しそうだったかラ……つい見過ごしてしまッタ」

彼が優先したのは、「宙の気持ち」でした。
宙はやはり、その共感覚のせいで周りから人が離れ寂しい日々を送っていた過去があるようです。

それを知っているから、夏目はどうしても楽しそうにしている宙を止めることができなかった。自身も似たような経験をしてきたからこそ、彼が手に入れようとしている幸せを、壊す選択を取れなかった。

今後のことを考えれば、それは心を鬼にしてでも止めなければならなかったこと。体調不良を引き起こすリスクなど、プロフェッショナルであれば真っ先に消さなければならない最優先事項です。論理派の夏目には、そんなこと分かっていたはずでしょう。

なのに夏目はそのリスクを見て見ぬフリをして、宙の元により多くの幸せが舞い降りるようにと欲張って。その結果「ステージ上で醜態を"晒させる"」という、アイドルとして最もあってはならない事態に宙を貶めてしまいました。

「個人的な気持ちヲ、自分の夢を子供に叶えてもらおうとする馬鹿な親のおように押しつけテ……。君を苦しめてしまッタ、ごめんねソラ」

実際彼は自分のことを論理派だと思っていますが、実際はそれだけではない。すごく熱いものを胸に秘めて、それを何よりも大事にする心優しき少年です。

天祥院英智の謀略によって奇人討伐の物語に利用された時も、夏目は最後までそのエンディングに抗おうと奔走しました。

今回も自分の描く論理を冷徹になぞるのではなく、常に宙が最も喜ぶ選択をして彼を笑顔にしようと努力し、そのために論理を振るいました。1つのミスを招いてしまったとは言え、その選択は決して否定されるべき感情ではありません。

「あぁ……。だから、あのとき渉にいさんはボクの台本を受け取らなかったんダ」

そしてそうやって別種の感情を抱くからこそ、見えるものもある。時は巡り立場は変わり、彼の元にはその努力に則した新たな価値観が表れます。

あらゆる変化は気付きを生んで、更にはその先で彼のそばにいる仲間にも、さらなる進化をもたらすのです。

夢を叶える『Switch』

「ししょ~……。よし、よし♪」

逆先夏目は自分のことを責めるけれど、当の本人である春川宙がそれを望むとは限らない。夏目の抱える想いと優しさは確かに宙に伝わって、彼はそれを前向きに解釈します。

共感覚の持ち主である宙には、夏目も嘘はつけません。夏目が自身を責めていることも、そこに自分への温かさがあることも、きっと宙には分かってしまう。分かってしまうから、宙は笑顔で夏目に語りかけるのです。

そうじゃないんだと。こうなってしまったのは自分の責任で、ししょ~は自分を責める必要はないんだと。宙は自分の言葉でしっかりと夏目の胸に届けて行きました。

彼だって皆を楽しませるアイドルで、夢を叶える『Switch』の一員。そこに学年と経験の差はあっても、ステージに立つ以上は横並びで共に歩む1つのユニット。

そして彼らはそれぞれの夢を叶えるために集まった、最高の仲間でもありました。

「見てください! ししょ~、とっても綺麗です! 世界中が虹色に、ううん表現できないたくさんの『色』に輝いています!」

春川宙の過去に何があったのか、それはまだ僕には分からないことです。でもその彼の笑顔を見ていれば、"今の宙"が本当に幸せで活き活きとしているのは分かります。そしてそれが、2人の良き先輩のおかげであることもまた、伝わります。

「ししょ~が、この場所までつれてきてくれたんです」

夢ノ咲学院に入ってたくさんの良い出会いを得て、辿り着いたSwitchという居場所。それは春川宙にとって屈託ない感情を表現するのに、これ以上ない場所となっているようでした。

その感情は大きな光となって、傷付いた青葉つむぎと逆先夏目の心にも届いて行く。彼らが過去を正しい形で清算できるとしたら、それは恐らく宙と共にある時間がそうさせるのでしょう。

「今宵はハロウィン、まつろわぬものにも発言権が与えられてる」

宙の言葉で前向きさを取り戻した夏目によって、Switchのステージは再び光り輝くものとなりました。

「お菓子をくれなきゃ悪戯するけど、触れあえるなら……会話ができるなら愛し合うこともできるはずだ」

迷いなく後悔なく。今目の前にいる観客を魅了することだけを考えて。ハロウィンの舞台を縦横無尽に飛び回る3人の魔法使い。行く行くはその輝きを世界に届ける。まだ見ぬ誰かの元へ、自分たちをあまり知らない人たちの元へ。

「それを目指そう、みんなで。寂しがり屋ばかりのこの世界の隣人たちへ、色とりどりの愛と輝きを届けに行こう」

興味がないなら持たせればいい。無理矢理にでも手を引っ張って、遊ぼうと声をかけて回れば良い。そんな傲慢さが許される一夜限りの「ハロウィンパーティ」。

宵闇に煌めく夢の先。そこにある新たな輝きの名は『Switch』。彼らの時間はここから始まったばかりです。

「Trick or Treat♪」

おわりに

というわけで「リアクト☆マジカルハロウィン」前編でございます。前編の時点でいつもの1記事分はありますが。前後編だからいつもより短めの記事が2つだと思っただろ?俺もそう思ってた(定期)

しかしSwitchのお披露目回なので、そこはアニメ同様にやはり妥協せずに書いてあげたかったというのが本音です。今まではアニメであまり活躍しなかったキャラに1人ずつ見せ場がある…という感じでしたが、今回はユニット単位で3人同時!というわけで、どうしてもこうするしかなかったです。

Switchの読み解きは本当にアニメ感想における心残りの1つだったので、彼らのことをようやく密に執筆できて感慨深いものがあります。これからもっと良いところをたくさん見せてくれることに思いを馳せると、筆も乗るというものです。

さぁ「マジハロ」はSwitchを書き切ってようやくスタート地点。次回はValkyrieを中心に、他のキャラにもちょこちょこと触れるいつも通りの記事を書けたらと思っています。またしばしお待ち頂ければ幸いです。

それではまた次回の記事で。お読み頂きありがとうございました。

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はつ

『超感想エンタミア』運営者。男性。美少女よりイケメンを好み、最近は主に女性向け作品の感想執筆を行っている。キャラの心情読解を得意とし、1人1人に公平に寄り添った感想で人気を博す。その熱量は初見やアニメオリジナル作品においても発揮され、某アニメでは監督から感謝のツイートを受け取ったことも。

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