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キンプリオタクの『あんスタ』ミリしら感想 アプリ編⑦「スカウト!夜の怪談」

投稿日:2020年4月20日 更新日:

アプリ『あんさんぶるスターズ!』タイトル画面より

今回取り上げるのは「スカウト!夜の怪談」

「スカウト」シリーズは本筋からは逸れた、キャラクター達の日常の姿を見ることができる内容のストーリーが基本だと思っております。だからこそ、そこでしか見られない彼らの姿に注目して読み解いていければと思います。

そして「夜の怪談」は執筆リクエストを頂いたものの1つです。多くの人にとって重要ではないものかもしれませんが、一部の人達が大事にしている物語にはまた違った良さがあると思います。

そんな尖った良さの存在を気にかけながら今回も読み解いて行こうと思います。

葵兄弟の関係性

「夜の怪談」でフィーチャーされるのは2winkの葵兄弟。

アニメでは朔間零の使い魔的な活躍が中心で、彼ら自身の個性などは本当に一部だけ見て取れる程度に留まっていた印象。この双子「アニメ→原作の場合、印象変化が最も大きいキャラクターではないか」という声も届いており、既に裏に秘めたるものの存在に戦々恐々としております。

今回のストーリーは序盤の「スカウト」ということで、とりあえずはその葵兄弟の表面的な魅力を感じられる内容でした。

アイドルとしては双子を売りにしていて、"同じ存在"に見える工夫を凝らした振る舞いをしていますが、プライベートでは兄弟で考え方や感じ方に大きな違いがある。ここまではアニメの1シーンで感じ取っていた個性と相違ない印象でした。

しかしながらアニメはそういった部分も本当に一瞬しか拾われていなかったので、細かく見て行けば新しい発見も存在します。

例えば、思っていた以上に兄のひなたがお調子者で弟のゆうたくんがしっかり者。兄貴の尻ぬぐいに奮闘する健気な弟くんで、見た目が同じことを除けばキャラクター性はほぼ真逆。

特にひなたの突き抜け方はぶっ飛んでいて、遠慮や配慮というものからは程遠いところにいるなと思わされます。

これは何をしても弟が身代わりになり、ひなた自身はお咎めを受けたことがほとんどないからエスカレートし続けている、というところでしょうか。猪突猛進の妨げになる障害物を弟が常に処理してしまうから、兄はどんどんと加速して行ってしまうわけですね。

ゆうたの方もそれを段階的に経験していることによって、兄の行動への処理や予測能力が既に高レベルに達している印象。

つまりどこからどこまで、どのレベルが兄の行動なのかを察して常に頭の片隅において行動する癖が付いているようです。

ですが、その割にはお化け的な仕掛けには本当にビビっていたように見えるので、あくまでも「可能性として考慮する」だけなのかもしれません。

そうではない可能性の方もちゃんと意識してしまうから、「本当にお化けかもしれない」とも考える。どんな可能性も平等に"ある"と思ってしまうせいで「100%そうと分からないと安心できない」タイプかな?と何となく想像できます。

だからこそ、ひなたにとってはからかい甲斐のある弟でもある(反応が良いため)し、2人で一緒に行動するのが楽しいと思える相手なんでしょう。何だかんだで兄のことを頼りにしているのは間違いなさそうですし。

一見すると分かりやすく対比的な双子キャラに見えますが、まだまだ裏に秘めたものが多そうです。今の印象は今の印象として大事にして、今後に備えて行けたらなと思います。

今回活躍したキャラクター達

では他の登場キャラにも触れて行きましょう。

瀬名泉

よく会うね…。
「ゆう」くんの穴を「ゆうた」くんに埋めてもらおうとする、あまりにも意味の分からない思考スタンスを披露してくれたクレイジーサイコホモ。ゆうくんに限らず気に入った相手に対しては全体的に距離が近いため、本当にヤバい人に見える。

「兄弟の見分けが全くついていなかった」という指導者あるまじき失言をかました椚先生の後に登場し、親交がないはずのゆうたを一瞬で「弟の方」と判別する"目"の良さを見せつける。やはり美的なものを分析するセンスがずば抜けているのでしょうか。

ゆうたへ向ける異常なまでの心優しさがとにかく不気味。ゆうくんが振り向いてくれている時は「こういう人になる」ことが明示されている会話シーンで、割と序盤の彼にとっては重要なものではないかと思います。

と言うか、過去に色々あったせいでどうしてもヤバい人に見えてしまうだけで、気に入ったものに対してだけは本当に良い人なんだろうとも感じる一幕。あんずに当たりが強いのはまだ発展途上だから。頭がおかしくなりそうだ。

バイク通学していることが明らかになったり、周りに気を遣ったり、冷静に考えると「夜の怪談」ではテンプレ的なイケメンムーブをそれなりに披露してくれた気がするのだが、全てに何か"感情"が込められているのでは…と思わされてしまう。

お化けなんているわけないと言いながら、軽く怪奇現象にビビったり、そのついでに凛月をたしなめたりするお茶目なところも披露してくれるなど、これが瀬名泉かぁという実感も強まってきた次第。序盤でもう癖になる。

こういうキャラが丸くなって行ったり本音が垣間見えたりするシーンには、得てして人の心を惑わせる魅力があったりするものなので、やはり目が離せないキャラの1人と言って間違いない。そんな彼です。

朔間凛月

今回の賑やかし担当。
アニメで序盤~中盤くらいまでの掘り下げが済んでいるので、しばらくは新しく注目するところは少ないキャラになるのではないかと。

ただ朔間の弟して注目を浴びるシーンや吸血鬼として振る舞うシーン、普段は何をしているかなどは他キャラ同様に薄くしか拾われていません。こういうわっちゃわっちゃさせるためだけに出てきた時に、前より彼のことを理解してあげられる気がします。

あんまり言うと彼に怒られちゃうかもしれないんですけど、いたずらのベクトルや質、行動のテンションに朔間零を感じるノリを持っているところがあり、「やはり兄弟だな」とどうしても思わされてしまう。

兄者のことが本当に嫌いなわけではないにしろ、何となくそういうのが嫌なお年頃でもあるのかなと思います。相手が有名人ならなおのこと…でしょうね。

あんず

物理に強くお化けに弱い。

また1つ彼女のキャラクターが補完された。いつか特筆すべき機会が来るまで、とりあえずこういった要素を拾って行こうと思います。

椚章臣

あきやん!!!!色々どうかと思う。

なかなかに痛烈な思い出を持った学校に教師として赴任されてしまい、過去の黒歴史がより純度を増して黒化している現実に苛まれる男性。

でも"彼女"との出会いの思い出を大切にしていて、それを教師としての責務や立場よりも優先して行動することもあるという、なかなかロマンチストな一面も覗かせてくれました。一方その頃その"彼女"は…?

個人的な印象では椚先生は元々ああいう堅物なのではなく、何か理由があって「努めて堅物を演じている」感じがするので、本来は割とハートフルだったり根は心優しい人なんだろうというのは伝わってきています。

端々から見えるリアリスト的な価値観を見るに、過去のどうしようもない自分(と本人は思っている)を覆い隠すためのロールの一環だったりするのかなと。完全なる憶測ですが。

彼の過去が分かるストーリーも用意されているようですし、大人勢については気長に構えていようと思います。

おわりに

「スカウト!夜の怪談」は今まで書いてきた中では最も気の抜けたストーリーだったと思います。

最初に書いた「ヒーローショウ」も「スカウト」でしたが、キャンペーン対象になっているように物語性の高いシナリオだったと思います。今回は正に"幕間"というイメージで、オフに近いアイドル達の物語を楽しむことができました。

前述した通り、多くの人にとっては数多のうちの1つでも、誰かにとっては特別な物語ということもあるでしょう。そういったリクエストに対しては、送ってくれた方が何をもって「特別」だと思ったのかを想像しながら読むのも、その物語の良さを読み取る上で重要です(当たっているとは限りませんが…)

それは僕の執筆スタンスにも合っていますし、だからこそ短いストーリーのリクエストもできるだけ応えて行きたいと思っています。

既に50以上のエピソードがピックアップされている=週1ペースでも今のものだけで1年以上かかる量になっているので、本当に「いつになるか分からない」長丁場になるリクエストも出てきてしまうと思いますが、それでも良ければお声がけくださいね。

では今回はこの辺りで。また次回!

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