表現活動 語彙力向上シリーズ

【語彙力を磨く】カタカナ言葉は「罠」!?実用的ではない理由とは?

更新日:

語彙力シリーズ第5弾でございます。

人の記憶できる量と勉強する時間には限りがあります。なので、当たり前ですが覚える言葉を吟味し選んでいく必要があります。

このシリーズでは何度も書いていますが、語彙力は「表現のバリエーション」です。同じような意味の言葉を言い換えることができる能力のことを指すと言っても過言ではありません。

そういう時、語彙を確実に増やす方法としてカタカナ言葉を身につけるというものがあります。

確実&確実に「同じような意味の言葉で違った言い回し」であるカタカナ言葉というのは便利です。絶対的な「1」であり、知っていれば「難しい言葉知ってるね」と言ってもらえる。なんかカッコイイ。

条件だけ見れば良いこと尽くめなので、手を出したくなる気持ちは分かります。僕もカタカナ言葉のボキャブラリー(語彙)がないわけじゃないですしね。

とりあえずそれっぽいことを言いたい人はこのカタカナ言葉を覚えて使うというのはアリです。でも結局はそこ止まりです。

今回はカタカナ言葉があまり語彙力という点で好ましくない話をしようと思います。

このブログの語彙力強化は、一般の方が日常生活で少しずつ新しい言葉を覚える方法として書いています。そういう観点からのカタカナ言葉を切った記事となります。よろしければ読み進めてみてください。

なお、ここで言うカタカナ言葉とは難しいビジネス用語とかオシャレな業界用語のような一般的には使われない言葉のことです。カステラとかリバウンドとかスマホとか基本誰にでも分かる名詞などはもちろん普通に使って下さい。

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カタカナ言葉は関連付けにくい

他記事で話している通り、語彙力とは身近な言葉に関連した新しいワードを調べたり使ったりすることで増やしていきます。突拍子もないところにある言葉はなかなか頭に入りません。

詳しくは

・【語彙力を磨く】ネットの力で豊富な語彙を"見せかける"
・【語彙力を磨く】知っている言葉の「同義語」を調べる

この辺りの記事もご参照ください。

カタカナ言葉は確かにそれ1つでカッコよく言い換えることはできるのですが、他と関連付けて覚えることが難しいです。要するにそれをそのまま暗記するしかありません。同義語などと絡めて覚えても、響きが違いすぎて引っ張ってくるのが難しいです。

例えば、上記の記事で例に挙げた「怒る」という言葉の言い換え。「怒気」「憤怒」などがありましたが、これらは漢字表記などから、一度覚えてしまえば「怒る」という言葉と紐付けて引っ張り出すことができると思います。

全く頭に浮かんでいなくても、イニシャル…頭文字を聞くと思い出すことができたりしますよね。それと同様のことが起こります。

ですが、カタカナだとどうでしょう?

「怒る」を単純に英語にすると「アングリー」です。
これは暗記しているからサッと出てきますが、もっと難しい言葉だったら思い浮かべるのに時間がかかるはず。

アングリーはアングリーであって、怒るに結びつくことはない。
記憶しなくても最初から紐付いてる日本語同士とは違い、カタカナ言葉は「暗記して紐付ける」という作業が別途必要です。

僕の知っている言葉に

「社会思想」という意味を持つ「イデオロギー」
「自己存在証明」という言いを持つ「アイデンティティ」

こういうものはありますが、当然覚えているだけです。
そもそもこういう言葉は日本語の意味を覚えるところからして難しいです。

労力の割に身に付くかも微妙であり、優先度は高くないと言えます。
その間にもっと身近な言葉を覚えた方が印象も良いし使いやすい。

そっちを優先した方が良いと思いませんか?

カタカナ言葉は拡がらない

上項に関連して、この拡がらなさも明記しておきます。

僕の書いている語彙力強化の記事は、基本的に身近にある気になったものから拡げていくことを旨としています。仕事人が勉強して何かに使うというより、あくまで日常生活で使える言葉を増やす方法です。

この方法論とカタカナ言葉はあまり相性が良くありません。カタカナ言葉がそれ一つで完結してしまい、他の新しい言葉を知るキッカケにはなり得ないからです。

もちろんカタカナ言葉同士の発展や紐付けはありますが、それは例えば業界用語とかビジネス用語の範囲の話。今自分が使いたい言葉や内容とかけ離れている場合も少なくありません。そういう言葉は覚えても使うタイミングがなく、頭から抜けてしまいます。

言葉とは日本語同士、近しい表現同士で発展させて拡げていくもの。

1つの島を大きくするように周りに言葉をくっつけていくべきであり、小さい島を沢山作って置いておいてもあまり意味がない。その場合、橋で繋げてやるという大変面倒な作業が発生してしまいます。

よって、カタカナ言葉は新しい言葉を知ったという明確な成果と結果は得られますが、長い目で見ると最初にやるべきこととは言えません。

ある程度多くの語彙を得ている状態で、難しい日本語の言い回しを一言で表現できる飛び道具として修得するべきです。文章だと漢字が多すぎても読みにくいので、そういう時の見栄えをよくする効果もありますね。

「文句の声が大きいだけで実は少数派な人達」のことを「ノイジーマイノリティー」、「本当に支持しているが声を上げない大勢の人達」のことを「サイレントマジョリティ」と言ったりしますが、こういう日本語に的確に表す言葉がないものなどは覚えておくと便利ですね。

カタカナ言葉は最初ではなく、色々覚えた果て、最後に覚えれば良いと思いますよ。

カタカナ言葉は伝わらない

最後はこれです。

カタカナ言葉はカタカナ言葉を知っている人にしか伝わりません。同レベルの語彙力の人との間でしか使えません。それ以外のところで使うと逆効果です。

つまり、自分しか知り得ない単語を頑張って覚えても無意味です。それは周りからすれば「あなたが作ったオリジナルの言葉」と同じです。厳しい言い方ですが真実です!

もちろん普段から日本語でも難しい言い回しは避けるべきなのは同じです。しかし日本語は会話の脈絡やイントネーション(音節)から何となく意味を想像できることもあります。その感覚と雰囲気で、相手が言葉を知らなくとも会話が滞りなく成立するという場合はあります。

カタカナ言葉はそういうことも絶対にありません。
関連付かないのでそこで絶対に理解が止まります。

語彙力がそこまでない人がカタカナ言葉を覚えて使ってしまうと、そこを正しい日本語に言い換えるノウハウがないことも少なくありません。
そうなると会話が成立しなくなります。

それを「相手が知らないのが悪い」というのは、正しい語彙力とは言えないのではないかと思います。
言葉とは伝えることが本懐であり、知らない方に合わせるというのも1つの大事なスキルですからね。

まとめ

以上、カタカナ言葉を使うデメリットのお話でした。

重ねて言いますが、カタカナ言葉その物が悪いわけではありません。むしろ日本語には絶対できない的確な一言も存在していて、覚えていれば便利に使うこともできます。

ただそれは、ある程度詰まってから覚えるべきこと。
最初の段階で語彙力を伸ばすという名目で見るべきものではありません。

カタカナ言葉が「中身のないスカスカな言葉」という言われ方をしてしまうのは、そういう順序を守らずに背伸びをしてしまっている人のせいではないかなと思います。意識高いのは良いことですが、意識高い見せかけは良くないですね。

日本人であればまず日本語を使いこなす!
そのための語彙力強化です!

このブログの語彙力記事を読んで、是非身の丈にあったところから語彙力を高めてみてくださいね。
それでは!

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