生活の知恵

仕事を辞めたら無職だった!フリーになって初めて分かった5つのこと

投稿日:2018年11月10日 更新日:

「無職」で画像検索するとこういうカッコイイ画像がいっぱい出てくるのですが…

 

まぁ実際はこれだな!ってわけで行ってみよう!

大学を卒業した後、もう2ヶ月とかまとまった休みが取れることなんて今後の人生で2度とないんだろうなと思い、絶望に包まれる中社会に出たことを覚えておりますが。

なんだ休めるじゃん!仕事さえ辞めれば。

仕事を辞めたら無職。当たり前の現実。
でもどこか清々しいこの感触。

というわけで、無職になったブロガーの身の上話なんて語り尽くされてるとは思いつつも、その中の1つとして輝ければ良いと思い記事作成に着手。「いやーちょっと恐くて仕事辞められないわ」という人、実際辞めたらどうなるのかの参考にしてもらえれば幸いです。

 

1.何も起きない

前提にして結論みたいなところありますが、特に何も起きないです。

正確に言うと「何もしなければ何も起こらないし、何かすれば何か起こる」という状況に置かれるだけ。就職していれば「何もしなくてもお金は発生する」ので困らない。でも無職だと何かしないとお金も入ってこないし、「まぁ良いか」と思った分だけ時間が減っていく。

このフッと一息ついた時に何かの庇護下にいるかいないかというのは、かなり生きる感覚に違いがあります。手に職ついてれば「全て休憩」と捉えることが可能ですが、無職の一息は「全てサボり」です。

そうやって考えると強烈な状況ですけど、かと言って誰かに怒られるわけでもないので無限にサボっても平気。これがすごい。自分の身体が"怠惰"という概念その物になる感触がある。

「休みでもないが働いてもいない」というのは不安定なストレッサ―でもあり、何物にも縛られない絶対的な解放感があります。前者を強く感じられる人は大丈夫ですが、後者が強い人は引きこもり体質です。僕は半々って感じでした。自分の性質を自覚した時点でケツひっぱたいて何かしましょう。とりあえず失業保険の手続きに行けば大丈夫。


僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

2.言うほど「自由」ではない

しかしながら、この状況を「自由」と言うべきかはかなり怪しいところです。

別に1日中アニメ見てゲームやってても良いんですけど、例えば12時間ゲームやったら必然的に「12時間サボった」ことになるんですよ。職のない期間はこの感覚と無限に戦い続ける期間です。これにどれだけ耐えられるかで無職を謳歌できるかどうか変わります。

個人的な感覚としては、「期間を決めて動く」というのが1番かと思います。
失業保険が最長4ヶ月貰えますから、手続きが済んだらぬるりと転職活動をしながら4ヶ月MAX遊び倒すと決めて行動するのも手です。遊ぶと決めたら「人生の夏休み」ってことにして遊びまくった方が良いです。僕はこの辺の煮詰めを曖昧にしてしまったので、ダラダラと休んだ時間の割にあんまり遊べませんでした。ちょっと後悔しています。

僕は仕事を辞めたらフリーランサーになろうと心に決めていたので、失業保険の手続きとかしていません。というか、厳密に言うと諸々で少しずつ働いてたので収入がゼロにはなってません。その間は家賃分くらいのお金しか得てないので、金銭効率的なことを考えたら失業保険貰い尽くしてから次のことを始めた方が良かったとは思うのですが。

失業保険を貰おうと思うと「お金を稼がないこと」が必須になってしまうので、フリーランスを志すなら精神的足枷になっちゃうんですよね。どのタイミングでどんな話が来るか分からないですし、そういうつもりでいたかったので、特に何もしませんでした。

自由に遊べなかったのは後悔していますが、その分「次の人生」についてより真剣に悩んで考えることができたと思っているので、人生的には実りのある時間の使い方をしたかなと思っています。

3.本当の自分と向き合う時間

これマジで大事なところだと思うのですが、無職の期間に自分がどう動くかで自分の本性がだいたい分かると思います。

人によっては無職より死を選ぶ人もいるくらい(やめてほしいですが…)社会的にヤバい状況とされているのが無職です。その極限状態に身を置かれた時の自分の行動は、自分でも想像できなかった本性である可能性があります。

ちなみに僕の場合は、無限にサボりたがるでした。

結局自分は「やりたいこと」云々とか言ってる割には、自分で自分に発破をかけないと何もやらないタイプ。つまり、何もしなくて良いなら何もしないことを望んでいるということが分かりました。考えてみれば、そりゃ1日中部屋に寝っ転がって好きなゲームを無限に遊びながら何不自由なく人生終えられるならその方が良いです(直球)

自分はあくまでも「やらなければならないこと」の中から、やりたいこととやるべきことを選んで生きているんだなと自覚しました。だから仕事辞めたら反射的にめちゃくちゃ物を書くのかと思ったんですけど、別に辞める前とあまり変わらなかったですね。あと死ぬほど寝ますね。7時間睡眠で目覚ましかけても起きれない。10時間寝ちゃう。これが1番困る。

なので、この自分とどう向き合って生きていくかということを本当に一生懸命考えました。はたから見てると恐らく馬鹿みてーな話ですけど、この時間が1番有意義で今までにない時間だったと思います。

何かの中にいると「環境のせい」にして自分を正当化できちゃうので、案外自分の本性に気付けないものだと実感しました。ズバッと切った先にある自分自身を見てみるという意味で、職を失い「何者でもなくなる」というのは面白い時間にはなると思います。

4.睡眠時間めっちゃ大事

就職している時は何とか自分の時間を増やすために睡眠時間を切り詰めて生きていたんですが、仕事を辞めてからは6~7時間は毎日寝るように心がけてます。

7時間寝た時と5時間以下の時ってやっぱ全然違いますね!何って人間!人間が変わります!やっぱり寝ないと駄目ですね!

リーマンだった時は睡眠時間が少ない日の方が多かったので、どちらかと言うとよく寝た日が貴重で気付かなかったのです。でもに節度ある睡眠を取っている中で睡眠時間が少ない日がたまに来ると、明らかに思考パフォーマンスが劣悪化しているのが自分でも分かります。面白いくらい分かってしまいます。

そういう日は結局どっかで時間見つけて寝てました。意味がない。よくよく考えたら仕事中も車の中でよく昼寝してたんだった。よく寝た方がマシ。

加えて、寝不足だとどうしても悪いことばかりを考えてしまうように思います。これは寝不足によって身体と頭が悪い原因を「最近あった悪いことと結び付けてしまう」ことによって起こっているような気がします。

どうでも良いことにこだわってしまったり、過去の失敗のことを思い出してネットで意味のないことを調べてしまったり、後ろ向きになる理由はだいたい寝不足のせいだったと気が付きました。

でも今の日本の仕組みでフルタイムで働いてたら、悲しいことに睡眠時間を削る以外に自分の時間を捻出する方法はないんですよね。だから誰もが慢性的な睡眠不足であることに気付かないし、変えようとしないのではないか。という社会問題(?)にも気付くことができました。

仕事は1日6時間にして、その代わりに仕事前日の7時間睡眠を義務付けるような会社があっても良い気がする。今より絶対仕事のパフォーマンスが向上する会社も出てくるはず…。

フリーランスの良いところは好きな時間に寝て好きな時間に起きられるところ。生活リズムを無理にコントロールしなくても適切な睡眠時間を確保できるのが魅力なので、できればちゃんと寝られる仕事スタイルを確立して行きたいと思っています。

5.貯金というかお金 お金が全て

お金。お金が心の支え。お金=安心。おかね。

僕はフリーランス志望なので、結構お金を貯めてから辞めました。結構あります。何とかなります。何とかなると思えるくらいお金があれば、何とかできる気がします。そう思えるくらいのお金はあった方が良いと今は物凄く思います。お金がギリギリの生活をしていると、お金がギリギリであることに脳を占領されるので良くないです。もっと楽しいこと考えなくちゃ。

転職する予定の方なら、退職後は正式な手続きをすれば家賃補助と失業保険をW受給することができるらしいので、4ヶ月くらいは新卒の基本給くらいのお金が入ってくる状況を作れると思います。これだけあれば生きていくのには実際困らないので、心に余裕ができ、次への活動に集中することが可能です。再就職を考えている方は絶対に受給することを忘れないでください!

必要なお金の総量やどのレベルで安心感を得られるかは生活の質によるので、自分の性格とよく相談して見極めておく必要があると思います。

例えば僕の場合は、酒も煙草もギャンブルもやらない、金のかかる趣味もない、飯も毎日2食以下、たまにソシャゲに課金する以外は、こうしてブログを書いたり創作活動をするのが生き甲斐という人間なので、どう見積もっても低燃費タイプです。なのでそこそこの貯金でもそこそこに生きられると考えています。

仕事を辞めて収入がなくなっても、これだけは絶対にやめられない!というものが複数ある人はそういうものをチェックしておくと良いかもしれません。我慢をしながらの職なし生活は苦痛もすごく大きいと思いますので。

まとめ

無職になって分かった5つのこと。
精神的なことばかりですが、ならないと分からないこと、ありますね。

学生時代の長期休みとも違えば、社会人時代の休暇とも違う。また全然違った感覚で、1つ貴重な人生経験になったなと。

1つ言えるのは数ヶ月程度なら「大したことはない」ってこと。お金さえあれば。

別に死にゃしない誰も咎めない。働き口は選ばなければ幾らでもある時代になりました。就職氷河期世代の僕らからすれば、今なんてもう天国みたいな時代ですよ。

エリート街道歩きすぎたせいで無職に抵抗がある人だって、そこそこのキャリアと学歴があれば再就職だってそこそこ良いところにできるでしょう。退職が逃げたとか何だとかで面子に関わるほどの大問題になるなら、フリーランスで頑張ってヒーローになっても良いし、周りのコネを使って独立起業して社長になっても良い。自分を輝かせる方法は勤め人以外にもありますよ。

そのための無職なら恐いものなんてないですから。
次へのステップとして受け入れて楽しめば良いと思います。

まぁ僕は未だにまともな収入もないですし、フリーランスになると言っても未だ現状無職同然の馬鹿野郎なんですが。今のフィールドで生きて行けるよう、のうのうと頑張って行きます。来年再来年に「まぁ何だかんだそこそこ上手く行ったわ」という記事を書けるようになりたいですね!

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