アニメ

男だが『KING OF PRISM』の上映に10回以上足を運んでしまった話

2016年7月20日

引用元:『KING OF PRISM』キービジュアル

今回のテーマはキンプリ!ここ数ヶ月ツイッタープリズム芸人の筆者でございます。この数ヶ月、ネットの海を彷徨っていれば「キンプリ」の単語を1度は聞いたのではないでしょうか。

正式名称『KING OF PRISM by PrettyRhythm』

2016年1月に上映が開始され、口コミが炸裂し1年近くに渡りロングラン上映が実施されていた劇場アニメ。

女児向けアニメ『プリティーリズム』シリーズの三作目『プリティーリズム レインボーライブ』を原作にした作品で、作中に登場する男性アイドルユニット「Over The Rainbow」をフィーチャーした完全新作映画です。

超新感覚エンターテイメント作品

原作を女児向けアニメとしながらも、その展開を大きく変え「女児を除いた全ての人達」を対象にした新感覚エンターテインメント作品に仕上がっています(意味が分かりませんが公式の発言です)

より詳しくはこちら!
『KING OF PRISM』をまだ観ていない方へ。よく分かる『キンプリ』解説

僕は今年の2月くらいまでキンプリのことなど全く知りませんでした。そもそも女児向けアニメは全然分からないので、プリリズのことも知らなかったです。当時の僕は「プリパラとアイカツの違いが分からない」おじさんでした。

唐突にキンプリの名前を知り「これは新しいエンタメの匂い…!」という自分の直感を信じて映画館へ。

結果見事に10回映画館に足を運ぶ事態に発展。

見たかお前達…!身の周りで1番キンプリの上映に足を運んでいるのは…

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俺だァッ!!

というわけで映画館に10回も足を運んでしまった僕が満を持してキンプリの魅力を書いていくシリーズ!お待たせ致しました!(待ってないよー!)スタート!

10回観に行っても10回とも新鮮な気持ちで楽しめる!

僕が何故10回も映画を観に行ってしまったかという話をします。
単純なことです…。

「同じ映画を10回観に行った感覚がないから」です。
全て違う楽しみ方をしたと断言できます。

10回全てのシチュエーションをはっきりと記憶できていることからもこれは明らかです。今回は僕の10回の上映記録を徐々に上がるテンションを添えてここに書き記していきます。

1回目 後輩と2人初観賞

僕をキンプリに引っ掛けた張本人の一人である後輩と初観賞。

あまりの衝撃に頭がおかしくなる。
正直言って何が起きているのか分からず、終わった直後に激しい頭痛に苛まれ空ろながら記憶を掘り返す時間が必要だった(実際本当に笑いすぎて頭が痛かった)

ただ凄いものを見たなという感覚だけは残っていました。これがキンプリの凄いところ。何も分からないのに凄いことだけは分からされる魅力です。

2回目 友人2人と2回目の観賞

正直落ち着いて考えたところ何も分からなかったのでもう一度映画館へ。ここでようやく話の内容が分かり、作品に「理解」が及ぶにようになる。

キンプリは1時間映画ですが、詰め込まれた情報量は2時間映画に匹敵するかそれ以上です。事前情報ゼロで行くとだいたい頭が追いつかないため、話を追いかけるために2回目の観賞が必須。

というか自然に観に行きたくなるはずです。頭の中に残ったプリズムの煌めきの残滓に導かれましょう。虹の向こうでパラダイスが待っているぜ!!

この時はまだ(比較的)冷静です。「おうえん上映」を知らないからかな…。ガンガン行きましょう!

3回目 単身初の「おうえん上映」へ

初「おうえん上映」に突撃。単身。
当時はここまでのブームになるとは予測できず、ここで見ておかないともう「おうえん上映」に参加することはできないのではないかという予測のもと、とりあえず空気を感じるために「おうえん上映」に行きました。

当時は上映館数がまだ少なく、限られた映画館でしか見ることができなかったのです。そんなに近場の映画館ではなかったため、行ける機会は限られているとこの時は思っていた。初めての「おうえん上映」は女性ばかりでアウェイな雰囲気を感じたのは事実です。

しかし始まってしまえば目の前に拡がるのは正に新感覚エンターテイメント。目の前のアニメに熱狂する人達に終始圧倒され、ゲラゲラ笑いました。

この時の僕はまさか自分がここまで立派な「おうえん上映狂い」になるなんてことはまだ知らないのだ。

4回目 『プリティーリズム レインボーライブ』完走後に観賞

どうしてもキンプリの世界をより深く知りたくなった僕は、周りから大いなるススメを受け、原作である『レインボーライブ』の視聴を開始しました。正直この歳になって今更女児向けアニメのオタクになるのにはかなり抵抗がありました。

見始めたら一撃だぜ!!

『レインボーライブ』については別記事で書きますので今回は割愛します。『レインボーライブ』視聴中にも世間のキンプリ熱は冷めるどころかどんどんと拡大していました。

そして遂には最寄の映画館にも上陸が決定!!
こんな未来は予測していなかった!!

その時のbokuの頭の中

「何度でも行ける!!!早く周りに広めなくては!!!!」

完全にヤク中のそれ。というわけで周りに声をかけ始め、釣れた新たな友人を連れてキンプリの上映へ!

友人「はつさんのせいでめっちゃハードル上がってるよ?」
boku「ハードルを上げたって走るのは隣りのレーンだから関係ないぜ!」
友人「???」

『レインボーライブ』視聴後にもう一度キンプリを映画館で見れると思っていなかったので、僕は単純にテンションが上がっていました。

するとどうでしょう!

あれほど意味不明だったキンプリの世界に新たなプリズムの煌めきが!!

「電車…?なんで電車…?え…星になった…?え…ここ泣くとこ…?笑うとこ…?」

と思っていたあのシーンも

「ああああああああああああああ!!!!!コウジイイイイイイイイイ!!!!!!!!!」

となるわけです。

友人「な、何も分からなかった…」
boku「全てが…全てが分かった…」
友人「??????????」

その日彼は帰ってすぐに『レインボーライブ』の視聴を始め、今では楽しいプリズムの仲間です。

5回目 友と後輩と行く2回目の「おうえん上映」

4回目の次の日です。連続です。前日と同じ友達と1回目一緒に行った後輩の3人です。友人に何があったのかは推して知るべしだろう。

5回目にして友人と参加する初めての「おうえん上映」です。仲間もいて心強い。初回は何も喋れませんでしたが、2回目は声が出せました。嬉しかったです(中学生店長並みの感想)

初回は感じることしかできなかった「おうえん上映」も今回でようやく「参加」できたと思いました。

やっぱり本当の意味で「参加」できる「おうえん上映」は特別な時間です!同じ「おうえん上映」は!一度としてありません!

6回目 彼女を連れて行く

リア充!!
監督曰く「キンプリはデートムービー」らしいので公式が提言する正しい鑑賞法を実践!!

彼女にもご満足頂けた様子(既に3回観ている)

まだ彼氏彼女と行っていないそこのアナタ!明日のデートはキンプリで決まりだ!!

7回目 2回目に行った友人達と全力の「おうえん上映」

2回目に一緒に行った友人達との「おうえん上映」です。彼女も来ました。

友「明日おうえん上映に行こう」
boku「今日もキンプリ行くんだけど」
友「知ってる。行こう」
boku「アッハイ」

6回目との連日である。好きすぎやろこいつ。俺は悪くないと思う。

しかしこの「おうえん上映」は正に『真のおうえん上映』という感じ。この2人は既に「レインボーライブ」の視聴を終えており過去最高に「出来上がった3人」である。

当然ながら「おうえん上映」に足を運ぶ方の大半は女性である。男性は未だ少ない。

しかし3人それぞれとにかく叫び笑い全力の応援!!(役者仲間3人によるハイパワーアタック)この回は俺達が空気が作ると言わんばかりにフリーダムな心を炸裂させました。

最高に疲れましたが最高に楽しい「おうえん上映」でした。一時間で声が嗄れました。この時点で僕は完全に「おうえん上映」の虜でした。

疲れからか頭が真っ白になりそのまま勢い付いて劇場内でサントラを購入。良い買い物でした。

余談ですが次の日は『劇場版 遊☆戯★王』の大喝采上映会に2人で行きました。
そこでも「おうえん上映狂い」の力を存分に発揮することに。

8回目 弟と観賞

上映期間内により多くの人に見せておきたかったので弟を連れて行くことに。

通常上映。最早おうえんでないと満足できない身体になっているのをグッと堪えて視聴する。これはこれで初心に戻れる感じがして新しい(錯乱)

ここまで来ると映画を楽しむそのものを楽しむというより「隣りにいる人の観終わった後の顔が楽しみで映画を観ている」ような感覚にもなってきて、完全に宣教師の顔になっているのではないかと思う。

気が付いた時には誰よりも映画館に足を運んでいる変態エリート戦士になっていた。僕はただ皆にプリズムの煌めきをヒロめていただけなのに……。

9回目 満を持して登場!4DX上映(おうえん)!!

ブームが落ちることなく続くキンプリの世界。遂に4DXバージョンの上映が決定!!

4DXはブルーレイの発売直後から上映がスタート!

boku「よしブルーレイも届いたし映画館に行くか」←??????

一刻も早く4DXを観たかった僕は次週に友人と行く約束をしていたのにも関わらず単身映画館に突撃!「おうえん上映」でしたが単身だったのもあり、端の方で静かに4DXの演出を楽しむのに徹しました。

4DXそのものが初体験だったのもあり、上映中は驚きの連続でした。後ろから襲いくる謎の吐息や動く座椅子、溢れ出る大量のプリズムの煌めき(しゃぼん玉)を心行くまで堪能しました。

まるで初回のような上映体験をすることが出来、大変充実した時間だったように思います。9回目にしてまた新しい楽しみ方ができるなんて…プリズムショーはなんて素晴らしいんだ!!(病気)

記念すべき10回目 これが集大成だ!!

この回は元々僕が縁でプリズムの世界に入ってしまったが、なかなか時間が合わず一緒に行けていなかった友人との4DXおうえん!

もう10回目だし4DXだしこれが最後かもしれないし今までヒロめてきたプリズムの煌めきを一同に集めてやる!

という頭がおかしくなった僕は今まで一緒に行った人に片っ端から声をかけ人を集めました。初対面?大丈夫プリズムの煌めきがあれば友達になれる!

ついでに全く知らない奴も一人この機会に……

boku「キンプリの4DX行こうぜ」
友「キンプリってなに?」
boku「良いから行こうぜ」

強引に誘った彼も無事プリズムの世界を楽しむ仲間になりました。

結果5人ほど集めて皆で「4DXおうえん上映」!!

これがアホほど楽しかった!!

流石期間限定の4DXだけあって平日夜にして席はほぼ埋まっている状態。とても上映6ヶ月目でブルーレイ発売直後とは思えない。

今まで経験した「おうえん上映」の中でも最高の人入り!最高の盛り上がり!仲間達も多く最高のエンターテイメント空間を楽しむことができました!

動く座席!だが応援していると自分の身体が動いてるのか席が動いているのか最早分からない状態!これがウィンドミルレビテーションか!!(?

毎回最高だと思っていたが10回目も最高だった!!

まとまらないまとめ~とにかくキンプリを観よう~

どうだ!10回も観に行くわけが分かってもらえるだろうか!あー!伝わらないかなー!これなー!伝わるかなー!伝わんないかー!

僕は10回も観に行ったが10回とも違う人達と全然違う楽しみ方をした!

ということをこの記事で感じてほしいです!

なのでまずはキンプリを観てください!!

テンションで強引にまとめて終わる!本当楽しいから皆観るんだよ!観たら報告してね!

今後もキンプリの魅力や「おうえん上映」の魅力を別記事で書いていきます!キンプリシリーズをお楽しみください!よろしくお願いします!

  • この記事を書いた人

はつ

『超感想エンタミア』運営者。男性。美少女よりイケメンを好み、最近は主に女性向け作品の感想執筆を行っている。キャラの心情読解を得意とし、1人1人に公平に寄り添った感想で人気を博す。その熱量は初見やアニメオリジナル作品においても発揮され、某アニメでは監督から感謝のツイートを受け取ったことも。

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