生活の知恵

肛門から突然の激痛!対処法は?病院に行った方がいいの?

投稿日:2018年11月9日 更新日:

ケツの穴が痛い。

今まで痔とか正直無縁だったのに突然の激痛。何だこれ。

という経験ありませんでしょうか?あるんだな俺には。というかこの記事を読んでいる人なんかは今正にそうって人が多かったりするのではないでしょうか。

実は割と多くの人が抱えているらしい肛門の悩み。でもこうなんか恥ずかしいし、デリケートな話題だからなかなか人に相談しづらいという難しいやつ。実際僕もリアルで人に相談したことなんかありません。

でも何とかしたい。何とかしたいが方法もよく分からない。病院に行った方が良いのかもしれないけどなんか恥ずかしい。時間もない。そういう方が藁をも掴む思いでネットの海を旅し、どういうわけかこの記事に辿り着いて頂けたのだと思われます。

この記事は、ただの症例紹介ではありません。
僕の実際の激痛&通院の体験を元に「実際どうなのか」を赤裸々にまとめて紹介いたします。よろしければ参考にして帰ってください。

疑わしい病気は2種類

肛門が突然激痛を発する場合、一般的には2種類の病気を疑えば良いそうです。

やっかいなのは、この2つの病気の治療法が全くと言って良いほど異なること。以下にその2つの病気の特徴と治療法を明記しますのでご覧ください。

突発性のイボ痔

正式名称を「血栓性外痔核」

外痔核とはいわゆる「イボ痔」の総称なのですが、この病気は切れ痔や他の病気から発展する慢性的なイボ痔とは違い、何の前触れもなくいきなり発症することがある病気です。突然ケツの穴にデキモノができて突然めちゃくちゃ痛み出します。

僕はこれでした。1年で2回なりました。ふざけんな。
この病気はデスクワークなどで座りっぱなしによる圧迫、臀部の冷えなどが積み重なり、排便時の刺激を起爆剤に発症することが多い病気らしいです。便秘時のいきみでも下痢の刺激でも発症する可能性があるので、規則正しい排便を行えない生活や体質をしている方はより気を付けなければなりません。気を付けようがないですが。

対処法

発症してから1週間程度で勝手に痛みが引きますが、薬を使うと3日くらいで痛くなくなります。普通に座るのもままならない激痛に襲われるため、塗り薬と飲み薬、両方使いたいところです。

また突発的な血栓ができる病気なので、身体の血流を良くすることも治療的な意味を持つようです。冬場はお風呂に浸からないと逆に病気が長引くこともあります。毎日ちょっと長めにお風呂に入りましょう。40度のお湯に10分くらい浸かるのが望ましいそうですよ。

痛みが出ている間は、できるだけ柔らかい座布団やクッションをイスに敷くのがオススメ。低反発系なんかは相性が良いので、もし持っているなら職場やダイニングに持って行くと楽です!!これはマジ!!

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肛門が炎症を起こして膿が溜まる

正式名称を「肛門周囲膿瘍」

傷が炎症を起こして膿むというのは身体のどの部分に対しても起こり得ることなのですが、肛門でもあるようです。主に下痢便の細菌が運悪く良くないところに紛れ込んだ時に起こる症状らしいのですが、当然ながらその確率は低いです。飲酒や喫煙を日常的に行っている人に起こりやすく、比較的に言えば中年男性が罹患率が高めとか。

下痢が引き金になることがほとんどのようなので、発症時前日などに思い当たる節が無ければこの病気である可能性は低いでしょう。1つの判断の指標となりそうですね。

膿が溜まって腫れ上がることにより、患部に激痛が走ります。悪化すると発熱など体調にも悪影響が出るのでとにかく危険です。
僕はこの病気になったことはありませんが、身体に膿が溜まりやすい体質(意味不明)らしいので似たような経験は数多くあります。まずささくれの痕とかが油断してると膿みます。幼少期に耳のある部分に膿が溜まって手術をしたり、指に作った小さな傷が大変恐ろしいことになったことがあるので、膿経験は豊富です。豊富になりたくなかったです。なので肛門が膿むなんて想像したくもないです。

対処法

病院に行って切り開き膿を出します。

もう言葉にするだけでギャー!!って感じ(語彙の敗北)ですが、それ以外の対処法がありません。潔く病院に行って切ってもらってください。

まず膿が溜まった場合、外側からの塗り薬の効果がありません。飲み薬もほぼ効きません。膿を出す以外に根本的に治療する方法がないのです。逆に、膿を出してしまえばすぐに治ります。膿を出さない限り治りません。「膿が溜まる」というのは、往々にして極端な症状なのです。

上の「血栓性外痔核」と混同して治療を続けてもぬかに釘状態で治りませんので、勝手な判断で放置しておくとそれはもう大変なことになってしまいます。どちらかと言うとこちらの方が珍しい病気ですので、3日4日経っても全く痛みが引く気配がないならこちらを疑い始めた方が良いですし、できれば即座に病院に行った方が良いと思われます。

痛み出したら病院に行った方が良い?

すぐ行きましょう。

というのが実際経験した僕の感想です。

理由は大きく2つ。
まず、1つ目は薬をしっかり処方してもらえること。

市販の薬よりも薬局で処方される薬の方が強力で効果も高いです。即効性を求めるなら病院に行った方が確実と言えます。
そして痔の薬というと一般的には塗り薬のイメージが強いと思うのですが、実は飲み薬もあり、こちらは特に処方薬の方が効果が高いとされています。1日でも早く治したいなら病院で貰える薬に頼った方が間違いないですね。

2つ目は病気の判断が自分ではまずできないこと。
肛門の病気とは症例が無数にありますが、上述した2つの病気だけでも治療法がまるで違い、突発性の病気は慢性的なものに比べて自己判断で快癒させるのが難しい側面があります。

僕は1回目の時は即日病院に行って薬を貰い、2回目は「前回と全く同じ症状」ということで同様の治療をして治しました。他の症状だったら病院に行っていたでしょう。その指標を得るためにも最初は病院に足を運んでおいた方が気持ちが楽だと思います。

ちなみに前回と全く同じ症状であると確証を得るために、全裸で自分のケツの穴の写真を撮影し、念のためネットにある症例と見比べました。これ以上屈辱的な瞬間がこの世にあるのでしょうか。自分のスマホの写真一覧に並ぶ自分のきたねぇ尻の写真を眺めた時の気持ちが分かるか。お前達に分かるか。

このような惨めな自分に耐えられないという方こそちゃんと病院に行ってください。病院に行くこと自体恥ずかしいかもしれませんが、誰にも相談できない先の見えない痛みに耐えながら、毎日仕事や家事に従事するという方が遥かに辛く厳しいと思います。1日でも早くその苦しみから解放されるように動いた方が絶対良いですよ。これ本当にマジで。

まとめ

ケツの穴の激痛は生活の激痛。

経験したことある人にしか分からない不便さ。
痛いというよりとにかく不便。立ち上がる時にも座る時にも勇気がいる。大人になってから数少ない勇気を出す瞬間があるとすればそれはケツの穴の痛みに耐える時、そしてそれを隠し通そうと振る舞う時と言っても過言ではない。この局面でもあの局面でもポーカーフェイス。

お悩みの方は是非病院へ。病院に行けない方はせめて薬局へ。それも叶わない方はAmazonへ。風呂にゆっくり浸かって薬を塗って寝てください。

今健康な方も、困ったときはこの記事を読みに来てください。
一刻も早く皆様のケツの穴事情が改善されることを祈っております。

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