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今からでも遅くない!痛快娯楽作品『デッドプール』を見ようぜ!予備知識ゼロで観た感想

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巷で話題のデッドプールを観て参りました。デップーを見た。

日本では『クソ無責任ヒーロー』というキャッチフレーズが印象的な今作。

ジャンルはヒーローアクションものみたいになるんでしょうか。どこかのあらすじを引用しようかと思いましたが、どれも結構序盤の話を3割くらい説明されてたのでやめました。ちなみに僕は色々映画を観始めて1年足らずと日が浅いですし、アメコミ等にも疎いので、全くと言って良いほど元ネタが分かりません。

正直デッドプールが何者なのかの知識もないまま観てきました。それでもこの映画は最高に面白い映画でした。是非知識ゼロの僕が書くフラットな感想をお楽しみください。

普段洋画は字幕で観てますが、今回は友人のススメもあり吹替で観ました。理由は後述しますので読んでみてくださいね。

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深いストーリー性を実現した展開力

まず特筆すべきはストーリー展開の巧みさ。

いきなり派手なアクションシーンから始まり、その合間合間に回想を挟むことでストーリーが進行します。アクションを途中で中断して回想が始まる、特徴的なやり方。これが本当に上手く機能している。

こういう異能力ヒーローものの映画作品は、話の中でどうしてもその異能力を手に入れるまでの過程を描く必要があります。2時間足らずの尺でそれを表現しつつ話を展開させるのは、結構難しいことだという認識です。

しかもヒーローもので能力を獲得する背景というのは、ストーリーで最も重要とも言えるバックボーン。なのであまりサクッと終わらせても話の深みがなくて「アクションシーンが凄いだけ」の映画になってしまいますし、逆に冗長にやりすぎるとどうしても序盤が退屈なものになってしまう。

デッドプールはそれを上手く解消するストーリー展開が巧みです。実質話の半分以上は回想シーンだと思いますが、回想シーンを長々と見せられたという感覚はなく、妙に心地よく話の内容が頭にも心にも入ってきている。素晴らしい。

アクション重視になりがちのヒーロー映画でありながら、ストーリーの奥ゆかしさもしっかり両立させている。

本当に面白い映画です。むろんアクション重視の映画が悪いわけではありませんが、それと一線を画する面白さがあると思います。

よく「デッドプールはラブストーリーだ」なんて評判がネットでは見受けられます。未見の人からすれば「おいおい、この見た目この予告で恋愛ものなんて冗談だろハハハ」って感じでしょう。仮に恋愛要素があったとしても、それをラブストーリーに括れるほど上手くできるのかって話ですね。

でもその認識自体がある種の固定観念。この手の映画でストーリー性を掘り下げるのは難しいとされている証拠かもなと僕なんかは思います。

デッドプールはそんな常識を覆してくれること間違いなし。突然始まる唐突なセッX!ラブストーリーだって聞かされて観に来たら人の首が飛んでるけども、まぁまぁ最後まで観ようぜ。

破天荒なストーリーを支える最高にお下劣なキャラクター

その展開力を支えたのがデッドプールというキャラクター。彼の持つコミカルな人間性、独特な語り口。突き抜けて下品。『クソ無責任ヒーロー』のキャッチフレーズに恥じない破天荒な佇まい。「邦画のキャッチフレーズなんて…」という突っ込みはここでは禁止だ。

口を開けば止まらない。怒涛のクソ台詞。下品!下劣!外道!他のキャラが1喋る間に10は喋る。ロクでもないことをペラペラと。

あまりの台詞量の多さに字幕で書き切ることができないほどで、字幕版では内容とはあまり関係ない小ネタが大分カットされてしまっているようです。

でも内容と関係ない部分こそデップーには関係あるじゃん!?

吹替での鑑賞がオススメされるのはこのためな様子。

本当に台詞から伝わってくる『クソ』さは半端なものではない(だから良い寧ろ良い)ただ彼が本当に『無責任』で『ヒーロー』なのかどうかは是非劇場で確かめて頂きたい。最後にはきっと彼が魅力的な『男』に見えているはずです!
まぁデッドプールがというよりそもそも登場人物全員クソで魅力的って感じはしますよね。

どうしてもヒーロー映画というと、シリアスになりがちかと思います。そもそもヒーローという偶像が子供向けのイメージです。それを大人向けにしようと思うと、ちょっと哲学的な話を盛り込んでみたり、どんどん難しい話になってしまいますよね。キャラも世界観もメッセージ性もシリアスになると、ストーリー構成も下手なことはやり辛く、全体的にお利口にまとまっていくことでしょう。

ヒーローものでありながら、ヒーローの枠で行動しないデッドプール。彼が如何に映画のストーリー構成の自由度を向上させたのか。推して知るべし。

徹底したコミカルテイスト。何が起こるか想像もできないワクワク感がこの映画にはあります。創り手としても、他作品とは別角度でやり甲斐のある作品だったんだろうなぁと観ていて感じました。

神の目を持つデップーの痛快なメタ発言

もう一つ書いておきたいのが多様なメタ発言の利用でしょうか。

メタ発言は結構好き嫌いが分かれる要素ではあります。僕は元々好きですが。苦手な人はよく「作品を観ている集中力が切れるから」と言っている印象。これは恐らく話の中の1ギャグとして用いられるからなんですよね。急に小ネタとして登場すると萎えるてしまうという感じでしょうか。

デッドプールがそれと大きく違うのは、もう完全にメタ発言をストーリーに落とし込んでいるところ。めちゃくちゃ積極的に話しかけてきます。彼は主人公でありながら語り部でもあるんです。

デッドプールは映画の登場人物でありながら、自分が映画上の存在であることを完全に理解しているかのようです。言わば神の視点を持っています。

その彼が話の中でメタ発言を入れるものだから、ギャグというよりストーリーの一部として心が受け入れてしまう。メタ発言を活用し、映画の中に神の目たる鑑賞者をグイグイ引きずり込んでくる。

デップーによって鑑賞者は映画の中に居場所を創り出され、気付いた時には映画の登場人物の一員です。なんと心地いい時間でしょう!

メタ発言の中にはパロディも多く、知っていた方がより楽しめるのは事実でしょう。でも予備知識ゼロの僕でも問題なく楽しめました。分かり辛いところはデップーがだいたい教えてくれるから安心だ!こっちは聞いちゃいねーのにな!

誰が観ても楽しめる超絶痛快娯楽映画!

評判も上々で、日本国内での興行収入も話題のデッドプール。噂には違わない、期待して観に行って大満足できた映画でした。

是非色々な人に観てもらいたいと思いました。

やっぱり今の日本だと映画館に足を運ぶ人はどうしても少ないです。特にこういった洋画は、一部の映画好きだけが観に行くものという認識が根強い。アクション映画なんかが鑑賞の選択肢に上がることはほぼありません。敷居が高いんです。

実際僕の周りに「デッドプールって映画が面白そう」って話をしても「?」という反応がデフォ。悲しいかな。でも僕の場合、1年前の自分はまだそういう人間でした。

だから言えます。映画鑑賞に目覚めるきっかけなんて実際些細なものです。普段からテレビやPCでドラマやアニメを観る訳ですよ。皆フィクションが好きなのは一緒。

デッドプールには硬派なアクションシーンがあります。全年齢対象ではないので過激なシーンもそれなりにあります。

でもこれは決して硬派な映画ではありません。
極めて軟派なクソ野郎たちが送る、超絶痛快娯楽映画です。

普段映画を観に行かないような人達も、是非この機会に劇場でこの映画を観てください。デッドプールによるセンセーショナルな体験は、アナタを映画の世界に引き込むかもしれません!次の休日や仕事終わりにやることが決まっていない人は是非デッドプールの鑑賞を検討してみてください!損はさせません!

今回の感想はここまで!お付き合いありがとうございました!

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