表現活動

「10年後もその記事は読まれているか」を意識してブログを書く

投稿日:2018年8月12日 更新日:

今回はブログ更新についての記事です。

些末なブログではありますが、ひっそりブログ運営をしてきて思ったことの1つを今回は書いていきます。

運営にあたって、どういう記事を優先的に書いた方が良いかというテーマです。

実践していること、というよりこれはブログを運営する上で実践して行かなければならないことだと思います。

自分も徹底できているわけではありません。
なので、自戒の念も込めて置いておこうと思います。

今ブログを書かれている方、これから始めようと思っている方。
よろしければご参考にしてみてください。

流行の話題は一過性のアクセスしか生まない

ブログ運営する以上、やはりアクセス数は沢山欲しいもの。何とかアクセス数を増やせないか、管理者は色々試行錯誤するものと思います。

あれは思っていたより伸びた。
頑張ったけどあれは伸びなかった。

など一喜一憂しながら書く内容を考えるのもブログ運営の厳しくも楽しい時間です。

そんな時、とても心強いのが今ネットで流行している話題を記事にすることです。興味関心の高い内容をピックすることで確実なアクセス流入を期待できます。

こういう記事を書いて"いつもより少し多い程度"のアクセスを得ると「あぁやっぱりこういう記事を書けば良いんだ」と錯覚しがちです。

ですがここにブログ運営の落とし穴があります。

そういう記事は流行っている瞬間しかアクセス数を稼いでくれません。
それっきりで終わります。

1つ例を挙げさせて頂きますと

『ゴルスタ』から考える現代中高生のネット事情

これは2年くらい前に僕が書いた記事の1つです。「ゴルスタ」というSNSの管理体制について言及したものになりますが、これは当時Twitterを中心に爆発的に広まった話題です。最早知らない方が多いくらいかもしれませんね。

この記事は最も話題が燃えている時に投稿したことにより、普段の10倍以上のアクセスを記録しました。当時はこのブログで目に見える形でアクセスを獲得できた数少ない記事でしたので、かなり嬉しかったのを覚えています。

しかし、この「ゴルスタ」の話題は炎上した後、1週間程度で流れてしまい、あっという間に過去のものに。そしてSNSの閉鎖によって完全に話題にも上がらなくなりました。

これにより、この記事は投稿1ヶ月と経たずして誰にも望まれていない記事になってしまいました。結果、その後のアクセスはほとんどなく、今では総アクセス数も平均未満というところ。
(追記:タイトルを変更したら若干アクセスが出るようになりました。若干ですが)

流行の話題は言わば、瞬間的に快楽を得られる麻薬のようなもの。1度経験すると繰り返し服用したくなってしまいますが、効能はすぐに薄れてしまいます。

もちろん、ブログ運営に際しては、これが必ずしも悪い行いとは言えないのです。

例えば、毎日そういう流行を嗅ぎ付けて、見境なくそういう記事を書きまくる。こういうブログにはそれを求めてくるファンを獲得できるので、方法論としては十分アリです。トレンドブログというやつですね。

これを実行するには常に流行を嗅ぎ付ける力と、他人を惹きつける意見力が必要です。やめてしまえばそこで全て終了という分野でもあります。

できる自信がないのであれば、中途半端にこういう記事を書いても長期運営に当たってはあまり大きい効果を生みません。

半永久的に必要とされるテーマを探す

では、どのような記事を書くべきなのかという内容に移ります。
また1つ例を挙げてお話しして行こうと思います。

【語彙力を磨く】気になった言葉をすぐに使う

これも2年以上前の記事です。
このブログは文章の書き方も1つのコンテンツとしているため、その一環として書いた記事になります。

語彙力を高める簡単な方法を書いたあまり長くない記事です。
この記事が現在このブログで3番目に多い総アクセス数を記録しています。

トップ2は投稿後、SNSでバズッた記事。
対してこちらの記事は毎日コツコツとアクセス数を稼ぎ続けているものです。

この語彙力の記事、実は投稿後数ヶ月は全くと言って良いほどアクセスがありませんでした。
何キッカケかは全く分からないのですが、ある日から毎日一定のアクセスを集めるようになり、今でも毎日同様にアクセスされ続けています。

SNSで紹介されてバズることもなく、検索で探し当てた方がちょっとずつアクセスしてくれているようです。

ちなみに他の文章力の記事は大して伸びてません。この語彙力の記事だけがアクセスされるので、恐らく「語彙力 鍛える」などを検索される方が多いのではないでしょうか。amazonアフィリエイトもこの記事キッカケで売り上げていることが比較的多いですね(微々たるものですが…)

この語彙力というテーマ、恐らく日本人が日本人でいる限りいつまでも需要があり続ける内容と思います。よって、瞬間的に目立つことはありませんが、地味に数字を稼ぎ続けてくれる記事として今後もこのブログを支えてくれるはずです。

ブログ運営とはこういった、「常にアクセスされ続ける記事を書くことができるか」がまず1つの大きな鍵になると言えます。そのためには、自分が書けるものの中で、「半永久的に必要とされるテーマ」を見つけて書いてみることが先決です。

例えば、1日20アクセスされる記事が100記事あれば1日2000ヒットは確実。
それより少ないアクセス200記事の合計が更に2000あれば、月間10万ヒットはコンスタントに上げることができますよね。

これがブログ運営の基礎基本の1つに当たるところではないかというのが僕の実感です。

目立つ記事を10記事書くよりも、確実な記事を100記事書く。
こちらの方が長期運営に際しては重要です。

というわけで、このブログでは語彙力向上シリーズという形で語彙力関係の記事を増産してみました。まだアップして日が浅いので分かりませんが、これがどういう変遷を辿るのか、またご報告できたらなぁと思っています。

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まとめ -10年後もその記事は読まれているか-

ブログを書く時に意識すべきことの1つを書き記して参りました。

1つの指標はタイトルにも書いた「10年後もその記事は読まれているか」だと思います。

例に挙げた記事の他にも、無意味になってしまった記事はあります。
ゲームの攻略記事などは、オンタイムのうちは凄い数字出てました。

でもそれも新しいものが出てしまうと一気にアクセスされなくなり、今や間違って見てる人がいるくらいの記事です。賞味期限数ヶ月程度というレベル。だからゲームの話を取り扱ってるブログは、専門的なもの以外あまりありません。

僕のブログでアクセスを伸ばしている記事の中にも、アーティストの記事だったり作品考察記事だったりするものがあります。こういう記事は、活動が続いていく限りはアクセスの可能性がありますが、終了や解散によって無価値なものとなるリスクは常に孕んでいます。

他にもインフルエンザの記事なんかは冬はコンスタントにアクセスがありましたが、夏は全くありません。こういう季節系も1つ注意が必要な記事ですね。

ですが、ブログに書きたいことってどちらかと言うとこういう一過性の話題のものが多かったりすると思います。専門的なこととか、エンターテイメントなことってそういう傾向がありますからね。

その記事を書いては行けないとは言いません。むしろ書くべきです。ですが、それだけでは運営基盤が物凄く弱く緩いものになってしまいますので、土台を固めてくれる普遍性の高い話題が別に必要なのです。

もしこれを読んでいるあなたがブログを収益化しようとか考えている人でしたら、まずそういう得意分野を探すことから始めると良いと思います。僕も今なお常に探しては試している最中です。

もちろん、本気でブログ1本で生計を立てようと思うならば、得意分野全てを独立した専門ブログにし、全てを運営して行くべきとは思いますが。まずは雑多ブログ運営でのセルフブランディングをお考えの方は是非とも参考にしてみてください。

書いて暫くはアクセスがなく、無意味だったのかな…と思える時間が長いと思いますが、根気よくやって行くしかありません。

ブログは見栄え上、何となく芸能や表現の仕事に近い晴れやかなイメージがあると思います。でも本当はどちらかと言うとセオリーと地味な物量が物を言う世界。

本質的には、街角の八百屋さんとか駄菓子屋さんに近い存在です。

ブログで有名になろうと思わず、まず堅実に上手くやって行くことを考えて行く方が正しいかなぁと思います。

ブロガー同士、是非とも頑張って行きましょう!
また機会があればこのブログも覗きに来てくださいね!それでは!

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